地域ぐるみでソーシャルな社会を目指す取組

地域の「問い」を解決

河原町御池南東角の8階建てビル「QUESTION」は、一人では解決できない「問い(?)」に対して様々な分野の人々が集まり、みんなで答えを探しに行く場所です。学生が運営するカフェ&バー、コワーキングスペース、セミナールーム、コミュニティキッチンなど、多様な人々が集まる仕組みが揃っています。

地域のソーシャルマインド醸成

地域が持続的に発展し、誰もがしあわせに暮らせる社会づくりを行うため、「ソーシャルマインド」(社会的な意識)を地域に醸成することを目指しています。そのために、SDGs(持続可能な開発目標)や、ESG(環境・社会・企業統治)経営といった考え方をより身近に、自分ごととして捉えていただくための、様々な施策を行っています。

『ソーシャル企業認証制度 S認証』

地域の企業が「世のため人のために取り組むこと」や「地域社会や地域の人々に与えている良い影響」などを評価・認証する制度です。認証を受けた企業は、ロゴマークなどを用いて自社の社会的な価値を「見える化」することができます。
制度運営は、当金庫と京都北都信用金庫、湖東信用金庫および龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンターが協働して立ち上げた「一般社団法人ソーシャル企業認証機構」が行っており、認証の客観性や公共性を担保しています。

『ハチドリ電力』

当金庫は、一部店舗に実質自然エネルギー100%で電力供給を行う「ハチドリ電力」を導入しており、Co²排出量の削減、気候変動問題の解決に取り組んでいます。また、このサービスを地域の皆様や企業にご紹介することにより、ソーシャルマインドの醸成につなげています。「ハチドリ電力」は、ソーシャルビジネスに特化した事業展開を行う株式会社ボーダレス・ジャパンが運営しています。

『京信ソーシャル・グッド預金』

「世の中を少しでも良くしたい」という想いを預金に乗せ、同じ想いを持つ企業に託すことができる定期預金商品です。「地域」「文化」「医療・福祉」「教育」「環境」「働き方」の6つからお客様が応援したいと思うテーマを選んでお預け入れいただき、そのテーマに取り組む企業へ想いを託すことができます。

まちづくり・地域活性化

京都・滋賀・大阪の各店舗が地域に根差し、それぞれの地域特性をふまえて自律的に地域活性化への取組を行っています。当金庫はこのような取組を通じて、持続的に発展できるまちづくりを目指しています。

『梅小路まちづくりラボ』

梅小路西エリアにオープン予定の、オフィステナントと試作開発向け工房の複合施設です。「テック×アート×食」をコンセプトに、人と人とのつながりを大切にしながら、ものづくり、芸術制作や食文化発信の拠点となります。3Dのものづくり塾やアート展、食と工芸のマルシェ、タウンミーティングなどの多様なイベントの開催を予定しており、地域の皆様と一緒になり、「観光客のためだけではない、住民や市民も共感できるまちづくり」を実践します。

『京都市との連携協定』

京都市と締結した「多様な主体の協働による社会課題・地域課題の解決に向けた連携協定」は、地域のあらゆる主体がQUESTIONに集う「タウンミーティング」を主軸に据え、安心して暮らせるまちづくりや、活力ある京都経済の推進などを目指すものです。これに基づく取組の第一弾として、当金庫職員と京都市職員がチームを組み、京都市が抱える地域課題解決に向けたアイデアを策定するプロジェクトを行っています。

『各店舗での地域活性化プロジェクト』

京都、滋賀、大阪の各府県に支店を持つ京都信用金庫では、それぞれの地域特性や地域課題に合わせ、各支店が自律的に地域活性化プロジェクトを立ち上げています。ここでは、その一例をご紹介します。

『融資商品を通じた社会課題解決』

京都の文化財である京町家を購入・改修してお住まいになる方向けの住宅ローン「のこそう京町家」や、LGBTなどの方でもペアローンを組むことができる住宅ローンなど、金融機関の本業である金融商品のご提供を通じての社会課題の解決を行っています。

伝統産業・アート支援

伝統・文化の街、京都に本店を置く信用金庫として、伝統産業や職人の業を存続・発展させるための取組を行っています。同時に、アーティストが文化・芸術を創造・発信できる場や仕組みづくりを行うことで、芸術(アート)が息づく街づくりに取り組んでいます。

『DESIGN WEEK KYOTO』

京都のモノづくりの現場を「オープンファクトリーツアー」という形で開放し、国内外から訪れる様々な人との交流を促進することで、新たなモノやコトを創出する取組です。伝統や技術が広く知られ、後世に継承されること、そして京都が創造性あふれる街となることを目指しています。当金庫はこの取組にプロジェクトメンバーを送り込んで運営に関わるとともに、オープンファクトリーを行う企業の募集や、ツアー参加者の募集を行っています。

『CREATOR DAYS NANTAN』

京都府北部、南丹地域のCREATOR(職人)の技術を知っていただくための、オープンファクトリーツアー企画です。一般の方だけでなく、企業経営者や同業他社にもご参加いただくことでビジネスマッチングが生まれ、京都府北部の活性化にも繋がります。

『かめおか霧の芸術祭』

亀岡在住の陶芸家やアーティスト、オーガニック農家など、様々な人が集い、芸術作品等の展示・販売が行われています。当金庫も亀岡支店が中心となってこのイベントに参画し、亀岡地域の農家と飲食店等をつなげる商談会を開催しました。

地域の人材育成

地域の人々が自らの個性を活かして心ゆたかに働けるよう、地域の財産である人材(人財)を育成することに取り組んでいます。

『まちのタレントバンク』

京信人材バンクが提供する「まちのタレントバンク」は、“複業”人材(「まちのタレント」)と地域の企業とのマッチングを行うサービスです。複業人材にとっては自らの個性やスキルを活かした仕事に従事でき、企業にとっては雇用というステップを踏むことなく専門人材の力を借りることができます。

『就労型インターンシップ制度』

当金庫は、インターンシップを単に「当金庫への就職を促すためのツール」とは捉えていません。地域の人材を育成し、地域をゆたかにすることこそが使命と考え、40日間の長期で給与支給を受けて働きながら学べる、就労型インターンシップ「コミュニティ・ワーク」を実施しています。

『モグジョブ』

株式会社タスキが提供する「モグジョブ」は、大学の食堂などで学生と社会人が交流できるマッチングプラットフォームです。当金庫は株式会社タスキとの連携のもとこのサービスを利用し、地域のネットワークを活かして、学生と地域の企業をマッチングさせます。これにより就職活動における雇用のミスマッチ解消や、大学生への実践的キャリア教育を促進します。

共感が生まれるコミュニティの形成

当金庫は1971年、国内の金融機関としてはじめて「コミュニティ・バンク」宣言を行うなど、地域の皆様とのコミュニティ形成を重要な使命として活動しています。当金庫が大切にしている「様々な主体が寄ってたかって課題解決」することも、課題を共有し、相互扶助の精神で助け合う「コミュニティ」の考え方に基づいています。当金庫は地域に大小さまざまなコミュニティを形成し、それらを有機的につなげることで、共感が生まれる地域社会の形成を目指しています。

『Around30 CO-LAB SEMINAR』

従来のセミナーで主な対象だった企業の経営者に加え、後継者や従業員も対象とした、Around30(30歳前後)の方々に向けた異業種交流セミナーです。異業種の同世代の意見や考え方に触れる中で、新たな気づきや学び、つながりを得ていただきます。そして、参加者が得たものを自社に持ち帰ることで、仕事に対するモチベーションが向上する、若い世代を起点とした業務改革(イノベーション)が起こる、新たなビジネスマッチングが生まれる、といった効果を期待しています。

『税理士会』

当金庫を接点とした税理士のコミュニティ「税理士会」が地域ごとにあり、勉強会や情報共有が行われています。また、2019年に発足した「Under40京信クラブ」は、40歳以下の若手税理士だけで構成される税理士会で、従来の勉強会形式にとらわれず、合宿を行うなど、よりコミュニケーションを重視した運営を行っています。

『京信ジュニア・オーナー・クラブ(JOC)』

JOCは、1979年に当金庫の呼びかけにより発足した若手経営者クラブで、現在では幹事団により自律的に運営されています。会員相互の親睦、研修会、情報交換などの交流を通じて新たなアイデアや発想に出会うことで、経営者が成長し、企業や地域も発展していくことを目指しています。2021年4月現在で499名の会員が所属し、地域ごとに19部会が組織されています。

取り組み一覧