個人のお客様への取組

しあわせづくり(サポート宣言)

当金庫は、お客様一人ひとりの最善の利益を追求し、お客様のしあわせづくりをサポートすることが事業の目的であるとの考えのもと、2017年に「しあわせづくりサポート宣言」を公表しました。この宣言に基づき、お客様のゆたかなくらしを実現するため、金融知識だけでなく、くらしのサポートに関わる幅広い知識を身に付け、しあわせづくりをお手伝いしています。

『LPA』

LPA(ライフプランアドバイザー)は、お客様との対話や「しあわせづくりセミナー」の開催を通じて、「住まい」「お子様の教育」「健康」「老後」などのライフイベントを考慮したお金の使い方をご提案する専門職員です。金融商品のご提案の場面においても、商品の販売を一番の目的とするのではなく、「ライフプランの中での選択肢のご提供」という中立的な立場を貫き、お客様のしあわせづくりをサポートしています。

『くらしのマッチング掲示板』

窓口の職員や営業担当者がお客様から伺ったお悩みや関心事を投稿し、それを見た他の職員が解決のためのアイデアやアドバイスを返信する情報共有システムです。お金に関することだけでなく、生活のお悩みや関心事にもお応えするのが特徴です。
※お客様の同意の上で情報共有を行っています。

金庫職員間のネットワークを活用して、お客様の私生活のお悩みやお困りごとの解決策を集め、お客様に提案しています。

『くらしのカルテ』

毎月の収支や将来のライフイベント、お客様の夢や希望を盛り込んで貯蓄の推移をシミュレーションし、お客様と一緒に最適なライフプランを考えるための仕組みです。店頭で作成いただける簡易版と、専門職員が作成する詳細版があります。

『ライフプランスクール』

お客様とライフプランアドバイザーが「くらしのカルテ」をもとにライフプランについての対話を行い、お客様の金融知識向上や最適なアドバイスのご提供を図る、会員制サービスです。お客様ご自身で最適な金融商品を選択いただける知識を身に付けていただくことを目的としています。

店舗づくり

当金庫では、お客様との対話時間を増やし、よりお客様に寄り添ったご提案ができるよう、一部店舗から従来型のカウンターを取り払いました。カフェのような雰囲気のロビーがお客様との対話空間となることで、お客様と職員が同じ方向を向いて一緒に考えることや、目線の高さを合わせてお話することができ、よりリラックスした雰囲気でお手続きいただけます。

『タブレット端末の導入』

また、よりスピーディなお手続きと対話の時間を両立させるため、お客様と一緒に操作できるタブレット端末での手続きを導入しました。機械にできることは機械に任せ、職員は人にしかできない付加価値の高い仕事に専念するための取組の一つです。

非対面コミュニケーション

お客様にご来店いただくことなく、職員と気軽にコミュニケーションができるよう、さまざまな非対面コミュニケーションツールを導入しています。

『京信LINEフレンド』

コミュニケーションアプリ「LINE」を活用して、窓口や営業の担当者とダイレクトにメッセージのやりとりができます。アポイントメントや、スムーズなお手続きのための事前のご相談などに活用いただいています。

『よりそうアドバイザー』

窓口と本部のライフプランアドバイザーをオンラインでつなぐことにより、いつもの窓口にいながらより専門的なご相談をいただける仕組みです。資産運用や保険の見直しなど、将来のライフプランに関わるご相談をお受けしています。

『相続センター』

大切な方を亡くされたお客様に、じっくり時間をかけてお手続きのご相談をしていただけるよう、専門の相続センター(フリーダイヤル)を設けています。

デジタルサービス

時代に合わせ、お客様のより便利なくらしをサポートするため、デジタルと金融を融合させたサービスをご提供しています。

『京信かんたん通帳アプリ』

「京信かんたん通帳アプリ」は、いつでもどこでもスマートフォンで通帳残高・入出金が確認できるアプリです。当金庫の通帳だけでなく、他の金融機関やクレジットカードなどと連携することで、家計の資産をこれ一つで管理することもできる、便利なアプリです。

『京信口座開設アプリ』

スマートフォンで新規口座の開設申込が可能なアプリです。印影やご本人確認書類も写真で送信いただくので、ご来店いただくことなく手続を完了できます。

シニアライフサポート

健康寿命の延伸などにより、シニアライフを第二の人生として、よりゆたかに過ごしたいと思う方は多くいらっしゃいます。当金庫では、地域の皆様に安心でゆたかなシニアライフをお過ごしいただけるよう、さまざまな取組を行っています。

『あんしんサポートデスク』

「あんしんサポートデスク」は、シニアのお客様に寄り添ったサービスをご提供するため、支店のサポートを行う組織です。「成年後見制度取次サービス」の受付、行政・機関との連携、シニア向けの商品・サービスの開発などを行っています。

『地域包括支援センターとの連携』

地域で暮らすシニアの皆様を「介護」「福祉」「健康」「医療」の面から総合的に支援する、「地域包括支援センター」との連携を行っています。窓口で日々お客様と顔を合わせる職員が、お客様の変化に気づき、必要に応じてセンターをご紹介することで、安心して暮らせるシニアライフをサポートしています。

事業者のお客様への取組

ビジネスマッチング

お客様の事業の成長と発展をサポートするため、企業を相互にマッチングさせる取組「ビジネスマッチング」を行っています。
企業、団体、行政等との幅広いネットワークを持つ信用金庫の特性を活かし、人と人、事業と事業をつなぐことで、単独では対処できない課題の解決や、新たなビジネスの創出につなげています。

『ビジネスマッチング掲示板』

当金庫の社内ネットワークには、職員がお客様から聞き取ったお悩みや事業課題を投稿し、別の職員が課題解決のアイデア、別のお客様とのマッチング提案などを返信する「ビジネスマッチング掲示板」システムがあります。
職員は日常的に掲示板をチェックしており、一つの投稿に対して複数の返信があることも珍しくありません。

プロジェクト方式の事業支援

当金庫では、お客様が抱えるお悩みや事業課題の解決に向けてプロジェクトチームで取り組む「プロジェクト方式の事業支援」を行っています。様々な知識や経験を持つプロジェクトメンバーが寄ってたかってアイデアを出し合い、お客様にとって最適な課題解決策のご提案を行います。プロジェクトには職員だけでなく、地域の皆様や企業、専門家など幅広いバックグラウンドを持つメンバーが参加します。

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創業支援

地域経済の持続的発展を支える上では、地域に新たな企業・ビジネスを生むことが必要不可欠です。当金庫では、リスクをとって自ら挑戦する地域の起業家を応援するため、「創業のご相談は京信へ」のキャッチコピーを掲げ、様々な施策を行っています。

『京信・地域の起業家アワード』

2013年に創設した「京信・地域の起業家アワード」は、創業5年以内の地域企業を「起業マインド」「独創性」「収益性」「成長性」「社会性」の観点で評価し、顕彰する制度です。地域経済の成長や社会課題の解決につながる事業を顕彰し、支援することで、ゆたかな地域社会の実現につなげています。

『京信起業家EXPO』

2019年に初開催した「京信地域の起業家EXPO」は、「京信・地域の起業家アワード」の受賞者プレゼンテーションと交流会を一つにしたイベントです。受賞者、企業経営者、行政・支援機関、学生などが一堂に会し、異なる立場の人々が混ざり合うことで、偶発的な出会い、ビジネスマッチング、そしてイノベーションが起こることを目指しています。

『「ここから、はじまる」シリーズ』

創業支援融資商品「ここから、はじまる」は、お客様に寄り添った創業支援を行いたいという当金庫の姿勢を体現した商品です。一般的にはあらかじめ作成してお持ちいただく「事業計画書」の作成から当金庫の担当者がサポートすること、借入当初は利息のみのご返済となっていることが大きな特徴です。2020年には、コロナ禍でも勇敢にリスクをとる起業家の皆様を応援するため、当初2年間無利子の「ここから、はじまるQUESTION」を創設しました。

『起業家成長サロン』

地域エリアごとのグループに分けて、創業間もない起業家が交流するサロンです。各支店が主導して、地域の特性に合わせたイベント、勉強会などを企画・開催し、情報交換や悩みの共有を行うことで、起業家のスキルアップやモチベーション向上につなげています。

『京信起業塾co-next』

社会起業家育成事業を展開する株式会社talikiと共催する「京信起業塾co-next」は、社会課題解決型ビジネスのアイデアを持つ起業家の育成・創出を目的とした短期集中プログラムです。「明日を変える事業を創ろう」をスローガンに、学生、社会人、主婦など幅広い年代・属性の参加者が互いの事業プランをブラッシュアップし合いながら、「事業がスタートできる状態」を目指します。

ベンチャー支援

シード期・アーリー期のベンチャー企業に対して、融資にとどまらないエクイティ投資を行っています。2018年にベンチャーファンド「京信イノベーションCファンド」の運営を開始し、2021年にはベンチャーキャピタル子会社「京信ソーシャルキャピタル」を設立しました。

『京信イノベーションCファンド』

地域の企業に対する資金支援を、従来の「融資」だけではなく「投資」の側面からも行うため、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社との連携のもとに設立した投資ファンドです。従来の投資ファンドの主目的であったIPO(株式上場)や株式売却を目指すことだけでなく、お客様と伴走し、ともに事業を成長させることを重視しているのが特徴です。そのため、投資対象も短期的な急成長を見込む企業に限定せず、「社会課題解決」や「事業承継」なども重要なテーマと位置づけ、投資対象を決定しています。

『京信ソーシャルキャピタル』

当金庫独自ファンドである「京信イノベーションCファンド」や、当金庫がLP(有限責任組合員)として出資する各種ファンドの管理を行う当金庫の100%出資子会社で、2021年4月に設立しました。投資会社への出向経験のある職員を中心に組織された同社では、必ずしもIPOやM&Aを目指さなくとも投資が受けられる環境づくりを目指します。

事業アトツギ支援

全国の中小企業経営者の平均年齢が65歳を超えるなど、地域の企業にとって事業の引き継ぎ、事業承継は最重要課題の一つです。一方で、事業承継の課題は「後継者がいない」「株式移転への対策が必要」など様々で、専門的な知識が必要となることも多く、「何からどう対応してよいのかわからない」といった声も多く聞かれます。

そこで当金庫では、「事業アトツギ支援部」という専門部署を設置、お客様一人ひとりの事業承継課題(アトツギ課題)に対して向き合っています。ときにはお客様の個人的なお悩みにも寄り添い、経営者、後継者、従業員、そしてそれぞれの家族にとって最適な事業承継をご提案し、事業にかける「想い」をつなぐ事業承継を目指しています。

京信人材バンク

働き手や事業者が抱える雇用や人材についての課題を解決し、「一人ひとりが自分らしく働き、活躍する地域」を実現するため、2020年6月、社内ベンチャー事業として「京信人材バンク」を立ち上げました。
京信人材バンクでは、地域金融機関だからこそ持つ地域のネットワークや関係性を活かして人をむすぶマッチングサービスに取り組んでいます。そして、求職者側と求人事業者側の双方における入社後のギャップを取り除くため、「求人票や履歴書ではわからない生の情報」や「近い距離感」を大切にした、ていねいなマッチングを行います。
京信人材バンクは、既存の枠組みを超えた新しい働き方づくりに取り組み、地域が抱える「採用・共育・労務」に関する困りごとに寄り添える「まちのワークインフラ」を目指します。

クラウドファンディング

当金庫では、お客様の事業拡大を支援するため、「クラウドファンディング」のご提案を行っています。
クラウドファンディングはCrowd(群衆)とFunding(資金調達)を合わせた造語で、専用のサイトに「商品・サービス」「取組」や、それにかける「想い」を「プロジェクト」という形で掲載し、それらに共感する支援者から購入対価や寄付を受ける仕組みです。

当金庫では複数のクラウドファンディングプラットフォームと連携を行い、販路拡大やテストマーケティング(市場調査)など、お客様にとって最適な活用方法のご提案を行っています。また、プロジェクトページの作り込みやPR方法についてのアドバイスも行い、お客様の商品・サービス等が一人でも多くの支援者に届き、事業の拡大に繋がるようサポートしています。

『みっけ!kyoto』

「みっけ!kyoto」は、クラウドファンディングと店頭展示を組み合わせて地域の企業の魅力発信を行う、大丸京都店様との共同企画です。大丸京都店様とQUESTIONの2か所でクラウドファンディング掲載企業の商品展示を行い、リアル・オンラインの両面から消費者への発信を行います。

『チーサポ』

新型コロナウイルス感染症の拡大は、地域の飲食店や、その取引先である食材卸売業者、食品加工・製造業者など、食に関する事業者に甚大な影響を与えることとなりました。そのような事業者の皆様を応援するため、2021年に開設したのが、クラウドファンディングの特設ホームページ「チーサポ」です。各事業者のプロジェクトを一元的に閲覧・支援できるチーサポには128件のプロジェクトが公開され、6,500万円を超える支援が寄せられました。

商談会

当金庫ではビジネスマッチング活動の一つとして、様々な商談会を開催し、お客様の販路拡大をサポートしています。

『バイヤーマッチング商談会』

百貨店、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、卸売業者、通信販売業者など、様々なバイヤーが一堂に会して地域の企業との商談を行う、当金庫最大級のイベントです。当金庫のネットワークを活かして多種多様なバイヤーを招くことで、効率的かつ精度の高い商談が実現しています。2021年からはオンラインで商談を行う「バイヤーマッチングWEB商談会」も実施しています。

『FOOD COLLABO LABO』

農産物、畜産物、海産物などの一次産品生産者と、地域の飲食店、小売店、宿泊施設などをマッチングする商談会です。京都北都信用金庫様との共催で開催しており、京都府北部地域を含めた一次産業の活性化や、質の高い一次産品を仕入れることによる飲食店等の付加価値向上につなげています。

『製造業商談会』

従来は「売りと買い」で行うことが多かった商談会を、製造業の「発注と受注」にも広げた商談会です。「京都×滋賀」や「京都南部×北大阪」など、普段は接点を持つことができない企業との出会いを提供しています。2020年からはオンラインでも開催しています。

デジタル支援

「IT化」や「DX(デジタルトランスフォーメーション)」といった言葉が一般化する昨今、地域の企業が持続的に成長・発展していくためには、事業や業務のデジタル化への対応が求められます。当金庫では、地域の企業のデジタル化を、様々なパートナーと連携してサポートしています。

『まとめて資金管理』

当金庫・他金融機関の預金残高を一括して確認いただける企業向けサービスで、日々の資金繰り管理にお役立ていただけます。ビジネスバンキングをご利用の企業様へ無料でご提供しています。

『キャッシュレスサポート』

飲食業、小売業、サービス業を営まれるお客様を中心に、キャッシュレス決済の導入サポートを行っています。クレジット決済端末や二次元コード決済システムの導入をお手伝いし、インバウンドを含めた幅広い来店誘致につなげるご提案を行っています。

『ネットショップ開設サポート』

地域の企業の商品をより多くの人に知らせ、その魅力を伝えるために、ネットショップ開設のサポートを行っています。これまでネットショップを持ったことがない方でも簡単に開設できるサービスをご紹介するとともに、セミナーの開催や個別のアドバイスを通じて、情報発信から売上向上に至るまでのサポートも行っています。

『京信システムサービス』

関連会社である株式会社京信システムサービスとの連携のもと、ヒアリングを通じて事業課題を浮き彫りにし、業務のデジタル化をサポートしています。業務プロセスの改善、受発注・在庫管理のオンライン化など、同社の専門性を活かしてサポートします。

産学連携

高い専門性を持つ大学・専門学校を地域の企業とマッチングし、新たな事業を興したり、業務にイノベーションを起こしたりするサポートを行っています。また、事業支援プロジェクトのメンバーに学生を迎え、自由で柔軟なアイデアを取り入れていただく取組も行っています。

サービス向上のための取組