当金庫は、高齢者や認知症の方に身近なサービスを提供する京都府下の企業でつくる「認知症にやさしい異業種連携協議会」に参画しています。協議会加盟企業間では、「認知症当事者(以下、当事者)の課題を解決するためには、当事者の課題や実現したい希望を知る機会が必要だ」という意見交換がなされました。そこで加盟企業との協力のもと、当事者の声を企業に届けるための「マッチングカフェ」を開催しました。
当日はQUESTIONで、オンラインとリアルを合わせて約30名の認知症当事者の方、支援者、企業、行政の方々にご参加いただき、当事者の方々に「今後叶えたい夢」を自由に語っていただきました。「スキーがしたい」「美容師に再就職、仕事がしたい!」等の当事者の想いを聞くことができ、会場は温かい雰囲気に包まれました。「マッチングカフェ」は当事者と企業が出会う場となり、本人の「やりたいこと」に企業が耳を傾ける良い機会となりました。
今後も継続的に開催し、認知症当事者の方と企業が対話を重ねることで、それぞれができること・やりたいことを出し合い、企業と当事者のマッチングを促進してまいります。