QUESTIONで開催された商品開発講座「ANSWER」の第1期に参加しました。

近年の生活様式の変化により、請負仕事である仏具への箔押し業だけでは先細りになると感じ、これまで革小物に金箔を施した商品や、デザイナーとコラボしたアクセサリーなどを開発してきました。
しかし外注費や在庫数など課題が多く、自社完結できる商品を開発したいと考えていました。そんなとき、この講座を知り、参加を決意しました。

京信の営業担当の山本さんは全8回の講座だけでなく、合間に工場にも出向き、弊社の課題を深く理解してくれ、お金のこと以外にこんなことまでサポートしてくれるのかと驚きました。

講座では、自社や競合他社の分析、コンセプト設計等を、専門的なアドバイスをいただきながら行いました。産学連携で京都精華大学の学生さんも参加し、新商品のアイデア出しやパッケージデザインをサポートしてくれました。学生さんがデザインしてくれたパッケージがとても素敵なんです。講師の金谷さんや学生さん、山本さんのおかげで「一人ではない」という安心感がありました。

受講を重ね、形を問わず何にでも金箔を押せる職人技の強みを再認識した私たちは、仏具からステーショナリーに市場を展開しました。
また、新商品として、葉に金箔を施した栞(しおり)「GOLD LEAF」を開発し、自社の技術力を表現したいという想いと、課題であったコスト軽減の二つを実現することができました。
今年の1月には、パリで開催された世界のモノづくり企業が参加する「Maison&Objet PARIS 2022」に出展し、想像以上に反響をいただき自信にもなりました。
ANSWERに参加したことで自社だけでは導くことができなかった答えにたどり着くことができ、参加してよかったと思っています。

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