職員が持つ趣味や特技、スキルを活かして、社会貢献や自身の能力向上につながる副業を認める社内制度「チャレンジ副業制度」。
当金庫では、これまで金融機関で認められないことが多かった職員の副業への従事を一定の条件のもとで認め、社会貢献や地域活性化につながる副業を通じて、職員が自立・成長することを目指しています。
2022年1月に始まったこの「チャレンジ副業制度」がきっかけで、副業に取り組む職員が増えています。自身の特技や能力を活用して、副業に挑戦する当金庫職員をご紹介します。
<取組事例1 メダカを育てよう!ワークショップ>
まず始めに、当金庫上鳥羽支店の吉川の取組を紹介します。
吉川はもともと生き物好きで、コロナ禍での新たな趣味として自宅で「改良メダカの繁殖」を始めました。
そんな吉川は、保護者OB会を通じてつながりのあった幼稚園で「メダカを育てよう!ワークショップ」を開催し、幼稚園の園児や卒園児たちにメダカの飼い方を教えています。吉川は愛情をもってメダカを育ててほしいという思いで、餌のやり方、長生きさせる秘訣を伝授しています。子供たちはその話に興味津々に聞き入っていました。
子供たちから寄せられる「すでに飼っているメダカと一緒に水槽に入れても大丈夫?」といった質問にも親身に答えていました。
最後に、みんなで「メダカすくい」を行い、すくったメダカを各自で持ち帰りました。ワークショップで学んだことを活かし、大切に育てられるでしょう。
上鳥羽支店職員 吉川 弘
幼稚園でメダカすくいと飼育教室を開くと、参加者全員が興味津々で、楽しいイベントになりました。生き物飼育を通じて「小さな生き物にも命がある」ということを知ってもらい、命の尊さを伝えていきたいです。
<取組事例2 ナレーション>
続いて紹介するのは人事部の江口の取組です。
江口は学生時代にイベントのMCやFM宇治でラジオパーソナリティーのアルバイトをしていました。
当時、江口はアルバイトでの経験を活かして、声の仕事に進むことを考えるも、生活をしていくにはハードルが高く、非常に厳しい道のりだったため、声の仕事を続けていくことを諦めました。
しかし最近では、YoutubeやSNSを中心に動画コンテンツの需要が高まり、比較的安価で手頃に動画を作成したいというニーズが高まっています。
「チャレンジ副業制度」の創設を機に、また声を生かした仕事がしたいと調べたところ、在宅でもナレーターの仕事ができるということが分かり、挑戦しました。
一般的にナレーターと言えば、防音設備や機材が整ったスタジオで音声を収録する様子を思い浮かべますが、江口は自宅で録音し、ノイズ除去や不要な間のカットなど、音声の編集作業まで自分で行い納品します。
企業のWeb 広告や研修動画、Youtube チャンネルのナレーションなどの募集を見て申し込んだり、知人やクライアントからの紹介を受けるなど活躍の場を広げています。
現在、LOVE京田辺マルシェの運営などを手掛ける京田辺農福観地域づくり協議会様のホームページで江口のナレーションを聞くことができますので、ぜひ一度ご視聴ください。(※リンク先の情報につきましては、ご利用者自身の責任の上でご利用ください。)
人事部 江口 理紗
ナレーターの仕事を通じて、同じ言葉でも声のトーンやスピードの緩急で人への伝わり方が大きく変わることを実感しています。正しい日本語や発音、人に伝わりやすい話し方を身に付けて、職員やお客様に対し、お互いが気持ち良くコミュニケーションを取れるよう努めていきます。