仕事への理解と

親子の絆を深める

「職場の参観日~オープンkyoshin2023~」

コミュニティ・バンク京信では、職員の子どもたちが普段見ることができない、働く親の姿や職場に触れることのできる社内イベント「職場の参観日」を開催しています。
2019年からスタートした職場の参観日は、職員の子どもたちに金庫の仕事に対する理解や職業観を醸成すること、また親子間のコミュニケーションの活性化を目的としており、職員にも子どもたちにも人気のイベントです。

新型コロナウイルスの影響もあり第2回が開催できない期間が続きましたが、職員からも「開催して欲しい!」という声が多くあがり、2023年8月、4年ぶりに「職場の参観日~オープンkyoshin2023~」を開催しました!

始まりは、元気いっぱいのダンスから

「職場の参観日~オープンkyoshin2023~」には、小学生の子どもたち40名と30名の親が参加しました。
バルーンゲートや風船が浮かぶホールに集合した子どもたちに向けた、人気キャラクターに扮した職員からの「一緒にダンスを踊りましょう」という言葉を合図に音楽がスタート。
子どもたちは親・職員たちと一緒にダンスを踊り、会場には笑顔と元気が溢れていました。

理事長室を訪問

ダンスを終えた子どもたちは、一日「キッズコミュニティマネージャー」として働くための辞令を受け取りに、理事長室へ向かいました。
理事長室に着いた子どもたちは、順番に榊田理事長との名刺交換に挑戦。親たちは、緊張しながらも大きな声で自分の名前を言い名刺交換を行う子どもたちを、心配と喜びの入り混じった眼差しで見つめていました。
その後、理事長から「金融機関の仕事」について説明を受け辞令を受け取ると、当金庫職員としての勤務がスタート。
子どもたちは理事長とハイタッチや挨拶を交わしながら、最初の仕事「本店ビル館内ツアー」へと元気に出発したのでした。

職場を見学「本店ビル館内ツアー」

館内ツアーでは本店ビルの6階フロア、7階フロア、そして本店を順番に巡ります。子どもたちはドキドキ・ワクワクした様子で、各フロアを回りました。

本店ビル6階フロア

6階フロアには、オンラインビデオ通話を使って営業店からの問い合わせに答える部署や、営業店の事務処理を代行する部署があります。
子どもたちは、実際にパソコンを覗き込んでみたり、ビデオ通話の画面をのぞき込んだりと、興味深々な様子。

6階フロアで勤務する職員とも交流しながら、子どもたちは次のツアー先へ向かいました。

本店ビル7階フロア

7階フロアは、1つのフロアにさまざまな部署が集まり、多くの職員が勤務しています。

子どもたちは、各部署の業務について説明を受けながらフロアをぐるりと一周。
「お父さんにお世話になっているんだよ!」「大きくなったね!」などと声を掛ける職員の姿が多く見られました。

多くの職員に見送られながら、子どもたちは1階の本店へと向かいます。

本店

本店では、金庫のなかを観察したのち「1億円の重さ体験」を実施しました。

初めて感じるお金の重みに、子どもたちは大興奮。
そんな子どもたちの姿をカメラに収めようと、写真を撮る親たちの姿も印象的な本店ツアーとなりました。

金融機関の仕事を模擬体験

次のお仕事は、「仕事の模擬体験」。
この模擬体験では、2家族でペアになってもらい、お客さん役と職員役に分かれて「京信ソーシャル・グッド預金」という定期預金商品のご案内と定期預金の作成をします。

いざ接客を始めると、子どもたちは説明に苦戦している様子。「説明するのが難しい。いつもお仕事でこんな難しいこと話しているの?」と、親に問いかける姿も見られ、金融機関の仕事について理解を深めてもらえました。
そして、このプログラムの見どころは、模擬紙幣の50万円を使って行う札勘定です。自分で頑張ってお札を数える子どもたちや、親の札勘定している様子に魅入られている子どもたちの姿がありました。親にとっても、日常生活の中では見せることのない姿を、子どもたちに披露する機会になりました。

お金の使い方についても学ぶ

全ての仕事を終えて一生懸命働いた子どもたちには、色々なブースで使える「お金」が「お給料」として手渡されます。
子どもたちはそのお金を使って、食堂でお昼ごはんを購入。このイベントの感想を話しながら、親子で楽しいランチタイムを過ごしました。
また、射的や釣り、100万円を当てるゲームコーナーで、子どもたちは「お金」を使って遊ぶこともできます。決まった金額を支払い、さまざまなゲームに挑戦する子どもたちで会場は大盛り上がり。

コミュニティ・バンク京信について知ってもらうだけではなく、「働いてお金を貰うこと」「お金を使い循環させること」についても学んでもらいました。

当金庫で働く職員の子どもたちに、当金庫の仕事に触れていただく機会となる職場の参観日。
コミュニティ・バンク京信は、今後もこのような取組を通じて、職員間だけではなく職員とその家族のコミュニケーション活性化にも取り組んでまいります。


参加者の声

コミュニティ・バンク京信 企業成長推進部 
満島 孝文

まさか、子どもに自分の職場を参観してもらえる日がくるとは思ってもみませんでした。
親としては、自分の職場に子供がいることはとても不思議な感覚でしたが、子どもたちに私の仕事について知ってもらうことで、さらに仕事に対するモチベーションが上がりました。

また、このような体験が子どもたちの記憶に残り、これからの成長に繋がっていくと思います。

今回、企画いただいた金庫職員の方々の創意工夫、そして仕事中にも関わらずあたたかく迎えていただいた各部署の皆さんに、感謝しかありません!

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