QUESTIONが

「ソーシャル」に染まる一日

コミュニティ・バンク京信(京都信用金庫)では、社会や環境の課題解決に取り組む企業を認証する「ソーシャル企業認証制度 S認証」や、ソーシャル企業への応援の想いを託せる預金「京信ソーシャル・グッド預金」など、地域にお住まいの方と、地域をより良くするために取り組む企業とをつなぎ、コミュニティをつくる取組を行っています。

「SOCIAL GOOD DAY @QUESTION」はそんな取組のなかでも代表的なもののひとつで、テーマは「みんなではじめる "未来にいいこと" 」
地域のソーシャル企業がQUESTIONに集い、「マルシェ」「ワークショップ」「フード」などを出展、地域の皆さまに楽しみながら「未来にいいこと」を考えていただく場です。

SOCIAL GOOD DAYに込められた想い

「SDGs」や「エシカル消費」という言葉をよく耳にするようになった昨今ですが、「自分にできることって何だろう?」「自分一人の力では、何も変わらないのでは?」と感じておられる方もいらっしゃるかもしれません。

このイベントは、そのような想いをお持ちの方をはじめとして、地域の皆さまに「環境や社会に良いことって、意外と身近にあるんだ」と感じていただきたいという想いで開催しています。
またそれと同時に、「ソーシャル企業認証制度 S認証」の認証を受けた企業(S認証企業)の皆さまとともに開催することで、「地域社会をより良くするために頑張る企業が身近にあること」を知り、応援していただくことも、本イベントの大切な目的です。

生活に取り込める身近なソーシャル <マルシェ>

8階建ての共創施設QUESTIONが「ソーシャル」一色となったこの日、1階のカフェスペースは、S認証企業が出店するマルシェに様変わり。身近にあるものでも、「何を買うのか」や「何を使うのか」によって、「未来に良いこと」を実践できるということが体感できる場となりました。
会場では、人のからだや環境にやさしい素材を使用した食材・雑貨持続可能な農法で生産された野菜などが販売され、来場された方は、各企業の「ソーシャル」なポイントを紹介したパネルを見たり、出店者の方から商品に込められた想いを聞いたりしながら、買い物を楽しんでおられました。

見て聞いて一緒に考える <ダイアログ>

4階の階段状セミナースペース「Community Steps」では、誰でも環境問題の解決に取り組むことができる「コンポスト」についてのセミナーや、環境問題をテーマとした映画の上映、紙芝居の読み聞かせ会が行われました。

生ごみを堆肥化する(容器)「コンポスト(バッグ)」のセミナーでは、コンポストアドバイザーとしても活動する当金庫職員が登壇し、自宅や職場での取組を紹介。

職員の実体験から「コンポストの取組は、子どもの教育にも良い効果がある!」というトークも展開されました。

会場の大スクリーンを利用した映画上映会では、2本の短編映画を上映。

上映のあとには学生も参加したトークセッションが行われ、未来を担う世代の目線で、環境問題の解決に向けて取り組んでいきたいことなどを話し合いました。

そして、子どもたちにも環境問題について考えていただくきっかけとして実施したのが、「SDGs紙芝居」
童話をもとにしたおはなしで「ごみを減らすこと」や「分別・リサイクルをすること」などについて学んでいただきました。

読み聞かせのあとには子どもたちに「これから気をつけたいこと」を考えていただき、「ごみが落ちていたら拾ってごみ箱に入れる」「エコバッグや水筒を使う」といった大人顔負けの意見を書いてくれました。

「子ども」も「大人」も楽しく学ぶ <ワークショップ>

4階は「見る」「聞く」がテーマでしたが、5階と7階では「体験する」ことをテーマとして、ワークショップを開催しました。

5階では、企業向けのワークショップとして「社会課題を解決するビジネスとは?」という問いの答えを探すワークを実施。

集まった企業・団体の経営者等の皆さまは、会社にある「ムダ(-)」を「社会奉仕(+)」に変換するというアプローチで意見を交わし、今後の会社経営のあり方について議論されていました。

7階会場ではS認証企業の出展で、再利用素材を活用したものづくりなど、大人も子どもも楽しめるワークショップが開催されました。

会場は子連れの方など幅広い世代の方で賑わい、いくつもブースを回られる方の姿も多く見られました。

食べることで地域を元気に! <カフェ>

8階会場、ふだんはコミュニティキッチンとして営業する「DAIDOKORO」には、S認証企業が提供する食材を使用したカフェがオープン。3つの食材とヴィーガンカレー、お子さまカレーが選べる「ソーシャルグッドカレー」とデザートが提供されました。

見た目には同じように見える食材も、生産者の想いや取組は様々。このカフェは、来店された方が「食べることを通じた社会貢献」を考えるきっかけになればという想いでオープンしました。

サテライト会場 GOOD NATURE STATION

今回の「SOCIAL GOOD DAY 2024」は、体や地球にやさしい商品を取り扱う、京都河原町駅近くの商業施設「GOOD NATURE STATION」ともコラボレーション
河原町通りに面した同施設のエントランス前スペースを会場として、S認証企業のブースが設けられました。

会場には当金庫伏見支店発のプロジェクトである「伏見粕汁銀座」も出店し、伏見支店の職員もスタッフとして活躍!
多くの来場者の方が、酒どころとして知られる伏見の酒かすを使用した「かす汁」を味わっておられました。

今回で2回目の開催となった「SOCIAL GOOD DAY @QUESTION」。
当金庫はこのような活動を通じて地域に「ソーシャルマインド」を醸成することに取り組み、誰もが笑顔で暮らせる、持続可能な地域社会の形成に寄与してまいります。

地域のソーシャルマインド醸成 その他の事例 PROJECTO METHOD