コミュニティ・バンク京信(京都信用金庫)では、社会や環境の課題解決に取り組む企業を認証する「ソーシャル企業認証制度 S認証」や、ソーシャル企業への応援の想いを託せる預金「京信ソーシャル・グッド預金」など、地域にお住まいの方と、地域をより良くするために課題解決に取り組む企業とをつなぎ、コミュニティをつくる取組を行っています。
その中でも、「SOCIAL GOOD DAY」は「みんなではじめる "未来にいいこと" 」をテーマに、“人にやさしい、地球にやさしい”ソーシャル・グッドなコト・モノ・ヒトとの出会いや体験を通して、身近なことから取り組める「未来にいいこと」をご紹介するイベントです。
3月15日に、QUESTIONとGOOD NATURE STATIONの2会場で開催した「SOCIAL GOOD DAY 2025」。
3回目の開催となる今回は、京都・滋賀・大阪から40社のソーシャル企業が集まり、テーマにあわせてブースを構え、各フロアごとに企画した「マルシェ」「ワークショップ」などを実施。ご来場の皆さまにとって地域のソーシャル企業を知ることができる機会となりました。
ソーシャルな食や特産物を集めたマルシェ
1階では、"のぞいてみよう!五感で楽しむソーシャルマルシェ"をコンセプトに、社会に良いコト・モノをプロデュースするソーシャル企業が出店し「ソーシャルな特産物を集めたマルシェ」を開催!
会場には傷があるなどの理由により廃棄される農作物で作ったお菓子や、環境問題に配慮した洗剤、地域産業の活性化のために特産品として新たに開発されたクラフトビールなど、幅広い商品が並び、多くの方に足を止めて見ていただくことができました。



S認証企業の活動を知ろう!ソーシャル・グッドな発表会
4階Community Stepsでは、ソーシャル企業を応援する「ソーシャル・グッド預金」の預金者さまをはじめ、ソーシャル企業が何をしているのか知りたいという方に向けて、S認証企業の代表者から自社の活動をご紹介いただく「ソーシャル・グッドな発表会」を開催しました!
発表会には、日本中の子ども達に琵琶湖の魅力を知ってもらうための自然体験キャンプを企画・運営する株式会社 ビーエスシー・インターナショナルさまと、日本の自然と文化から生まれた伝統的な積み木の玩具「KUMINO」を製造・販売する株式会社 KUMINOさまの2社が登壇。
お二人にとって身近で大切なことを「より多くの方に伝えたい」「遺したい」という想いからアプローチを続けてきた2社の取組と考えが伝えられました。発表を受けたオーディエンスからは、「身近にある大切にしたいこととしっかり向き合い、人に広めて、巻き込んでいく行動力が素敵だと感じました。」「最初は小さな想いでも、その想いを大切にし、続けていくことが大事だと感じました。」などの声がありました。

子ども向けワークショップ
「うみのゴミが大変身!みんなで作るお魚アート!」
午後には子ども向けワークショップとして「海のゴミが大変身!みんなで作るお魚アート!」を開催。
流木やプラスチックの部品、ペットボトルなどを使って、参加者みんなで協力し、一つの大きな魚の作品をつくることに挑戦しました!


SOCIAL GOOD DAY 2025の開催前に、当金庫の職員やその家族が集まり、福井県高浜町の海岸で行ったビーチクリーンボランティア。
「みんなでつくるお魚アート体験」では、そこで回収したたくさんの "海のゴミ" を活用しました。
「作品づくりで使っているたくさんのパーツが、日本や海外から流れ着いたゴミだった」。実際にモノに触れたり、環境問題に関するクイズを解いたりすることで、海の生き物に大きな影響を与える砂浜のごみ問題について、子ども達と一緒に考えました。
ベビー&キッズ用品交換会「育児グッズぐるぐるマーケット」
4階フロアでは、さらに「育児グッズぐるぐるマーケット」を開催しました!
「育児グッズぐるぐるマーケット」とは、サイズアウトした子ども服や遊ばなくなったおもちゃなどの育児グッズを持ち寄ったり、自由に持ち帰ったりできる交換会のこと。「まだまだ綺麗だし、使える」「思い入れのあるアイテムを誰かに使ってほしい」そんな育児グッズが、誰かの手に渡り、喜んで使ってもらえる循環マーケットです。
ぐるぐるマーケットにはたくさんの親子連れが集まりました。また、ママやパパの新しい気づきや出会いにつながり、育児の共感や悩みを語り合える温かい空間となりました。


学生と社会人で“地域社会の未来”について考える座談会

5階のStudents Labでは、QUESTIONのコアパートナーである認定NPO法人グローカル人材開発センターと協力し、大学生・高校生を中心とした学生向けコンテンツ「地域企業×学生 ホンネの座談会」を実施しました。
ここでは、不確実で自由な社会での生き方について、「地域の活性化」と「未来の社会」をテーマに、参加者同士が語らうダイアログが開かれました。
本企画には、実際に事業を通して地域活性化や循環型社会を目指す2社のソーシャル企業(株式会社 夢びとの中田 俊さま、一般社団法人 e-donutsの藤原 彪人さま)にも、ご参加いただきました。
リアルな社会の様子と学生ならではの目線を交えた意見やアイデアが飛び交う、未来を考える場となりました。

子どもも大人も楽しめるReマルシェとワークショップ
7階では、"楽しく・作って・知って・学ぶソーシャル!"をテーマに「子どもも大人も楽しめるReマルシェとワークショップ」を開催しました。
ワークショップでは、琵琶湖の資源「ヨシ」を使ったストローづくりや、端材の段ボールを使ったものづくりなど、"作る体験"を通して環境問題や資源循環について学べるワークショップを実施。
Reマルシェでは、まだ使用できるのに廃棄物や不要品とされたモノを再活用し、雑貨や食品、おもちゃにアップサイクルされた商品が出展されました!
真剣に制作に取り組む子ども達の姿や、出店事業者と来場者との交流が見られるなど、会場は和気あいあいとした温かい雰囲気に包まれていました。



DAIDOKOROでは「ソーシャルグッドビュッフェ」と「まあいいかcafé」!
8階のシェアキッチンDAIDOKOROでは、"食"を通じてソーシャルな体験をしてもらうことで、来場者の中で環境や社会への思いやりが芽生えるコンテンツを目指し、ランチ・カフェスペースを展開しました。
<ランチタイム>
ランチタイムは、好きなものが自由に食べられるビュッフェスタイルで!QUESTIONのコアパートナーである株式会社Q’sと協力し、地域活性化や社員の働きやすい職場環境づくりなどに取り組まれている飲食料卸売事業者さまの食材を使用した、ちらし寿司やおばんざい、スイーツが並びました。


<カフェタイム>
カフェタイムには、京都市内で認知症の方が社会で活躍できる場をつくる活動をされている"まあいいかlaboきょうと"さまによる「まあいいかcafé」が開店!
認知症を抱える方々とその仲間達がスタッフとして働くこのカフェ。症状への理解を深めたい方や、ゆっくりお茶をしたい方など、様々な方が利用されました。


GOOD NATURE STATIONでも開催!
ココロとカラダを満たしてくれる素材を生かした自然派マルシェ
もう一つの会場であるGOOD NATURE STATIONでは、身体に障がいがある方やアレルギーをお持ちの方、環境保全などに対して取り組んでいる6社のソーシャル企業によるマルシェを開催しました。
四条河原町を下がったところにある同施設。そんな立地からかマルシェを目指して来た方だけでなく、通りすがりの方や海外からの観光客なども訪れ、国内外問わず多くの方に立ち寄っていただくことができました。
廃棄される抹茶で作ったお香や有機栽培されたぶどうを使ったワイン、米粉で作られた完全無添加のグラノーラ、厳選されたこだわりの蜂蜜など、身体にやさしい素材を使った商品に関心が寄せられている様子が伺え、賑わいを見せました。


「ソーシャル・グッド」を五感で感じることのできる「SOCIAL GOOD DAY」!
当金庫は、これからも地域の方々がソーシャル・グッドなコト・モノ・ヒトに触れる機会や事業者同士の交流の場を創出し、地域のソーシャルマインドの醸成に取り組んでまいります。