協議会 × 学生

当金庫が架け橋となった

「Love KYOTANABE マルシェ」

京田辺農福観地域づくり協議会様は、農業・福祉・観光・商業などさまざまな視点を組み合わせ、京田辺市の魅力を伝えること、より魅力的な街に発展させることを目的として活動を行っています。その活動の一つが「Love KYOTANABE マルシェ」です。

本マルシェは、地元のおいしい農産物を食べたり、特産物を味わったり、地元の魅力に出会う、また京田辺市や近隣地域の消費者様と生産者様が出会えるマルシェを目指しています。当金庫松井山手支店は支援団体の一員として、協議会様と一緒にこのマルシェを盛り上げています。

見えてきたマルシェイベントの課題

JR学研都市線松井山手駅近くのブランチ松井山手様を会場として、2019年から年4回の開催を継続してきた本マルシェは、ある課題を抱えていました。それは「子どもの集客率の低さ」です。

「地域の魅力をより知っていただきたい。子どもから大人までが楽しめるマルシェにしたい。そのために、たくさんの子どもたちにも来場してほしい。」支援団体の方々は、子どもたちが来場したくなるような、子ども向けのブースを出店できないかと考えていました。その課題解決の糸口になったのは、松井山手支店の職員牧野と同志社女子大学とのつながりでした。

同志社女子大学との連携

牧野は、同大学の現代子ども学科の卒業生であったこともあり、本マルシェと学生をつなげることができないかと考え、当時の先輩と同級生を通して同学科の吉永准教授に相談しました。同学科では、新型コロナウイルスの影響で遠隔授業が増加。子どもと接する機会が減っている学生のために、課外活動ができないかと模索されていたこともあり、快くご協力をいただきました。

牧野は「こども学演習」という授業に参加。それは学生の方と一緒に、地域の子どもたちが元気になるブースについて考える機会となりました。【どのようにすれば子どもたちや、親子連れでマルシェに来てくれるのか】をテーマに学生の方々がたくさんの意見を出し合い、意見をまとめた模造紙は溢れるほどのアイデアで埋め尽くされました。そこからさらに学生の方々が話し合いを重ね、2021年12月のマルシェに出店するブースの企画が進められました。牧野は学生の方々が企画したブースを実現するために、協議会様に企画の話や必要な備品などの話をし、「学生」と「協議会様」の架け橋となりました。

笑顔が溢れたマルシェ

マルシェに来場した子どもたちは、紙コップで手作りおもちゃを作ったりするなど、年齢に応じたワークショップを体験。他にも会場全体を使用したスタンプラリーでは、サンタの帽子を被った学生を子どもたちが探し出し、スタンプがたまると学生の手作りおもちゃの景品を貰うことができるため、とても盛り上がりました。また学生の方々は、マルシェの公式SNSを登録することで参加できるカチューシャやクリスマスツリーの飾り作りブースも企画。その結果、マルシェの公式SNSの登録者数は開催中の2日間で600人を超え、協議会の方々も大変喜ばれていました。

ブースを運営した学生の方々は、本マルシェを通して実際に子どもたちと触れ合うことができ「実践を通して、授業で学んだ内容を活かせた」「ブースにたくさんの親子が集まってくれて嬉しかった」「次はいつくるの?と子どもたちに聞かれ、とても楽しんでくれてたことを実感した」と自分自身の成長や授業の成果を実感。後日感謝の色紙を松井山手支店に贈ってくださり、とても喜ばれていました。

地域と学生がつながったことにより来場者様、学生、協議会の皆様が喜ぶ結果となり、たくさんの笑顔が溢れるマルシェとなりました。

当時、学科内の一部のクラスで取り組まれていた本マルシェの企画は、現在は学科全体の取組としてたくさんの学生の方々が企画・運営に携わってくださっています。

当金庫が架け橋となった協議会様×学生のつながりは、今後も続いていきます。当金庫は、皆様と一緒に本マルシェが今以上に盛り上がるよう努めていきます!

左より 牧野の先輩、同級生、吉永准教授、ブース運営の学生お二人、牧野と松井山手支店長

産学連携 その他の事例 PROJECTO METHOD