家族に寄り添った

コロナ禍での事業承継

家族に寄り添うアトツギ支援

2020年10月に先代経営者である父親より事業を承継し、新社長に就任された百武様に当時の心境や今後の展望について、お話を伺いました。

ずっと悩んでいた事業承継のタイミング

京都設備工業株式会社
代表取締役  百武 直規 様

弊社では父が経営を主導していましたが、数年前に体調を崩したことがきっかけで長男である私も経営に参画するようになりました。しかし、父の体調は年々悪化。父が社長として事業を継続していくことが難しくなりました。そんな姿を一番近くで見ていた私は、「できるだけ早く事業承継を前に進めていかなければならない」と感じていたものの、何から手を付ければいいのか検討もつかず、頭を抱えていました。

想いに寄り添う担当者の姿勢

そこで私たち家族が普段から頼りにしている京信営業担当の宮﨑さんに、事業承継の悩みを打ち明けました。すると宮﨑さんは私たちの想いを深く知ろうと、家族会議にまで参加してくれました。そして父の想いや家族の気持ち、事業承継に対する私の覚悟を受け止めてくださり、来るべき時に向け一緒に準備を進めていきました。しかし事業承継への計画が徐々に形となりつつある最中、コロナウイルスが流行し、弊社を取り巻く環境が一変しました。

コロナ禍で事業承継を進めるにあたって

緊急事態宣言の影響により、2020年5・6月には多くの現場が作業停止に追い込まれる中、周りからは「承継時期を考え直した方がいいのでは?」との声も挙がっていました。しかし母には「何とか事業承継は進め、父にはもう仕事のことは何も考えず、元気なうちに好きなことを好きなだけやらせてあげたい」と父を気遣う想いがあり、私自身もその想いに強く心を動かされました。そして宮﨑さんはそんな家族の想いを全面的に受け止めてくださり、すぐに事業承継を進めていく方向となりました。

事業承継スキーム取組後について

宮﨑さんを通じて、事業アトツギ支援部の職員さんや税理士さんを交えながら、様々なケースを想定し何度も議論を重ね、私たちにとって最適な事業承継の方法を検討いただきました。その結果、スムーズな株式の移行と父への退職金支給ができ、両親が一番気にしていた私が会社の借入の保証人となる形を取らずに進められました。また、父が元気なうちに好きなことに熱中できる時間と余裕を作ってあげることができ、家族全員の想いが実現された事業承継となりました。

(2020年10月)

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