夢の蔓をたぐり寄せて。
京都・今出川の住宅街に、やさしい甘さのさつまいもスイーツ店「京都寺町あわこがね」がオープンしました。
午後には売り切れてしまうことも多く、近所の人がふらりと立ち寄り、小さなお子さんがお小遣いを握りしめてやって来る。そんな微笑ましい光景がひろがる可愛いお店です。
店主の大澤唯衣様がこのお店を開いた背景には、長年眠らせていた夢がありました。

大澤様は、学生の頃から「いつか自分のお店を持ちたい」と考えていたそうです。転機が訪れたのは30歳を過ぎてから。
「やりたいことに挑戦しよう」と決意し、調理師への道へ進みました。
お店づくりを考える中、生まれ育った徳島県の鳴門金時のおいしさをより多くの人に知ってほしいという想いが重なりました。
今回は、そんな長年の夢を叶えた町の小さなスイーツ店のお話をご紹介します。
夢は、甘いだけじゃない。
大澤様が、ご主人である一(はじめ)様と共にお店の構想を具体化していく中で出会ったのが、当金庫 鞍馬口支店の藤原でした。

大澤様ご夫妻が、事業を始めるのはもちろん初めて。
値段設定や地域の事業者の実態、資金計画や設備の準備方法など、そのどれもが不安で、藤原にご相談いただきました。
理想だけではなく、実現可能な創業計画を作る中で、ご夫妻で悩んでいるだけでは気づけない業界のシビアな側面や事業を始めるということの大変さを知り、藤原と何度も話し合いました。
連なるあたたかい出会い。
創業準備の中では、素敵な出会いもありました。
キッチン設備を探していたタイミングで藤原が紹介したのが、守口支店のお取引先であるダイニングカフェ「ロイドライト」の池川 晋市様。

健康上の理由により閉店されるとのことから、店頭で使用されていた冷蔵ショーケースの譲り先を探されていました。
大切に使われてきた設備には池川様の強い愛着がありましたが、支え合いながら懸命に頑張る若いご夫婦の姿に心を動かされ、応援したいという思いから、大澤様へ託されることとなりました。
ダイニングカフェ「ロイドライト」の店長
池川 晋一さまから、大澤さまにエール
お客様の表情を丁寧にうかがいながら、その反応からニーズを汲み取って、柔軟に見直し実践していくことが重要です。
味はもちろん、接客の心地よさも非常に大切。これからお二人で頑張ってください。

地域に根差す新しいお店。
開業前には、鞍馬口支店で試食会を行いました。モニターとなった職員は、年齢も性別もバラバラ。大澤様は色々な意見を取り入れながら、価格やサイズ感を何度も見直していきました。試行錯誤の末にたどり着いたのは、この町に馴染む、日常の中で気軽に楽しめるお店でした。
こうして誕生した「京都寺町あわこがね」は、地域の方々に愛され、今日もほっこり営業しています。

お客さまの声
京都寺町あわこがね
オーナーシェフ 大澤 唯衣さま

藤原さんは、創業後のイメージが掴めなかった私た
ちに、現実的なことも率直に伝えてくださいました。
起業の際に避けて通れない不安な部分に伴走して
いただき、開店後に起こり得る課題を事前にシミュ
レーションできていたことで、今は不安なく販売に
集中できています。
職員の声
コミュニティ・バンク京信
藤原 怜央

子育てをされながらの創業は、本当に大変だった
と思います。少しでも本業に集中していただける
よう、ご協力できることはすべてさせていただきま
した。大澤様の挑戦のお力になれたことを、大変
嬉しく感じています。




