JR宇治駅前にあるチョコレートと焼菓子のお店 アトリエルージュさま。シェフである赤松さまは、ベルギーでの修業経験があり、ベルギーチョコレートとベルギー発酵バター、そして日本で厳選した素材を組み合わせたお菓子作りをされています。
当金庫宇治支店 営業担当の滝は、2021年5月にアトリエルージュさまを新規訪問し、赤松さまと出会いました。
滝は赤松さまから、これまでベルギー以外にも、大手ホテル、洋菓子店など色々な場所で修行を積んでこられたこと、コロナ禍の創業でたくさんの困難があり、それを乗り越えて来られたこと、赤松さまのお菓子作りへの熱い想いなどを聞きました。
宇治市の補助金案内と採択までのサポート
赤松さまのお話から、できる限りのサポートをしたいと考えた滝は、創業に要する資金の一部が補助される「宇治市創業補助金」をご案内。申請書の記入や手続き等を繰り返しサポートし、その結果、赤松さまの補助金は無事に採択され、宇治市からの補助金が交付されました。
認知度向上に向けた、京信の提案!
QUESTIONチャレンジスペースへの出店
滝は、赤松さまのもとを定期的に訪問するなかで「受注生産を主軸に展開しているが、売上げが伸び悩んでいる」とのお悩みを聞きました。
どうにか店の認知度を向上させたいと考えた滝は、京都河原町にあるQUESTIONの1階チャレンジスペースにて出店を企画し、2日間にわたって販売を実施。お店以外の場所で商品を販売することで、普段とは異なる新しい層のお客さまが訪れ、アトリエルージュのお菓子の魅力を広めることができました。
これを機に当金庫のお取引先からの受注につながり、販路拡大にも成功します。
また、QUESTIONでの出店がきっかけで、京都の伝統的な織物である西陣織とのコラボ商品も誕生。西陣織仕様の箱に入った、シックでお上品な宝石のようなチョコレートは、大切な方へのプレゼントや自分へのご褒美にもぴったりです。
LINE 公式アカウントの導入提案
さらに滝は、LINE公式アカウントの導入を提案。LINEユーザーへの情報発信やコミュニケーション機能を持つLINE公式アカウントを導入することで、アトリエルージュさまの新情報を定期的にお客さまにお伝えすることが可能となり、リピーターの確保に繋がると考えました。
QUESTIONチャレンジスペースでの出店の際に、LINE公式アカウントのご案内をし、訪れたお客さまにお友達登録をしていただけました。チャレンジスペースで出会ったお客さまが、宇治の店舗にも足を運ばれることが期待されます。
友だち登録をされた方限定で、お菓子のプレゼントや新商品の案内を配信するという工夫も凝らし、お友達数は現在も増加し続けています。
ポップアップストア、マルシェへの出店
滝はこれらの提案に加え、京都信用金庫本店ロビーでのポップアップストアと京田辺マルシェへの出店も提案しました。
立ち寄られたお客さまからは「宇治のどこにあるお店なの?」と興味を持っていただき、赤松さまにも「普段なかなか出会うことができない宇治市以外にお住まいのお客さまとも出会えて、商品の魅力を伝えられる良い機会になりました!」と喜んでいただきました。
たくさんのお客さまに商品を購入していただき、売上は目標金額を達成。赤松さまは、「感謝の気持ちでいっぱいです」と嬉しそうにお話されました。
お客さまの声
アトリエルージュ シェフ 赤松 昌彦さま
金融機関の方と密にお付き合いさせていただいたのは滝さんが初めてでしたが、こんなに気にかけてくれるなんて思っていませんでした。宇治を出て京都市内で出店したり、LINEを始めてみたりと、一人ではできなかったことを実現させてくれました。商品を広めていくなかで、私自身のモチベーションもアップしていき、沢山のサポートに感謝しています。
担当者の声
当金庫職員 滝 直剛
創業後一人で頑張られている赤松さまのお役に立ちたいという気持ちが強く、一緒に一歩ずつ課題解決を進めていった結果、喜んでいただくこができました。金融面でのご提案に加え、事業に関する直接的な部分もお手伝いすることの大切さを改めて感じました。今後も様々な面から寄り添う営業を実践していきます。