醤油スイーツ店開業!

2年間にわたる伴走支援

創業140年以上の老舗「澤井醤油本店」さまは、木桶や大きな釜をはじめ、昔ながらの道具を使い、口伝により製造手法を受け継ぎ、伝統の味を守り続けておられます。

日本の食文化に欠かせない醤油の可能性を広げたい

同社の現社長の奥様である澤井宏美さまは、醤油の魅力を活かした新しい形の商品を提供し、醤油の可能性を広げたいという想いを持っておられました。

そんな想いで、2021年に醤油スイーツ店「Key Stone」を開業された宏美さまはご自身が考案された醤油クロワッサンパイや醤油ジェラートなどを販売されています。

丸太町支店 営業担当の山田は着任以来2年以上に渡り、開業して間もない同店の課題や宏美さまの悩みに寄り添い続けました。今回は、そんな山田がサポートした事例をご紹介します。

まずは「醤油スイーツ」の認知度向上を目指して!

営業担当の山田が丸太町支店に着任した2022年、Key Stoneは開業してまだ半年ほどでした。宏美さまと山田は同店の経営について話し合う中で、まずはお店の認知度を上げるという目標を掲げました。

そして、最初のご支援として、当金庫本店ロビーで実施するポップアップストアへの出店をご提案。当日は澤井醤油本店の醤油を同時に販売することで、Key Stoneの商品に誕生のストーリー性を持たせ、来店者の印象に残るブランディングを目指しました。

さらに、一緒に売り場に立ち、販売などをお手伝い。準備から開催期間に至るまでを支えました。この出店は予想以上の成果を上げ、宏美さまの自信やモチベーションアップに繋がりました。

課題や目標に合わせて、イベント・プロジェクトをご案内

その後も山田は次々と認知度向上の手段をご案内。クラウドファンディング プロジェクト「みっけ!kyoto」や、新商品のテストマーケティングができるQUESTIONチャレンジスペース、シンガポールへのネット配信販売「ライブコマース」への参加を提案。多様なプロジェクトを駆使することで、京都はもちろん海外への発信も目指しました。

また山田は、出店販売の重要性を実感された宏美さまに対して、京都の岡﨑公園や大阪の高槻市で開催される地域の催事をご紹介。さらにQUESTIONと連携し京都ポルタ、羽田空港でのマルシェなど、多くの人が集まる場所での出店をご案内しました。このような活動は知名度を上げるだけではなく、他の事業者との新たな人脈づくりにもなりました。

QUESTIONチャレンジスペースでのポップアップ!

2022年の新商品「冷やしみたらし」をはじめてポップアップで販売。当日実施したアンケートや購入者の生の声が、商品や売り方の改善につながりました!

クラウドファンディングプロジェクト「みっけ!kyoto」

大丸京都店とQUESTIONの共催プロジェクト。京都の中心部に位置するそれぞれを会場として展示&クラウドファンディングを行うことで、商品プロモーションやブランディングをお手伝い!

地域で開催の催事やマルシェ

シンガポールへのネット配信販売「ライブコマース」

京信コミュニティクーポン

看板商品を生み出したい!

様々なプロジェクトに参加する中で、宏美さまはお店の看板商品の必要性を感じておられました。
宏美さまのアイデアの一つに、「小豆×醤油」の新スイーツがありました。山田は支店長や他支店と連携し、同店と同様に新しい挑戦に積極的な老舗企業として、和菓子屋の「七條甘春堂」さまをご紹介。両社は意気投合され、新商品開発プロジェクトが始まりました。

商品開発を支援!

新商品は「醤油の旨味と香りがほのかに残る羊羹」を開発することに。

宏美さまのアイデアと七條甘春堂さまの彩り豊かな羊羹を作り続けてきた経験と知識を活かして試行錯誤しました。山田を含めた当金庫の職員も同席し、意見交換を実施。

そして、約半年の月日を経て、ついに2024年1月にコラボ商品である醤油羊羹「かなめ」が誕生しました!

観光客からの反応も良く、お土産に購入される方も


お客さまの声

醤油スイーツ店「Key Stone」
オーナー 澤井 宏美さま

山田さんはいつも「それいいですね!」と共感してくださり、その言葉のおかげで自信を持って色々な挑戦ができています。

今どき、こんなにおせっかいしてくれる方もいないので本当にありがたいです。
これからも協力し合って、どんどん一緒に歩んでいきたいです。


株式会社 七條甘春堂
専務取締役 木ノ下 晃帆さま

当社では、色々な素材を活かした和菓子作りに挑んでいます。Key Stoneさまのお話を聞いたとき「新しい挑戦」だと感じ、開発に携わることを決めました。

開発では醤油の味を大切に、トータルバランスを考えながら、京信さんとKey Stoneさまと三者で意見交換しました。

お客さまからの評判も良く、見た目も味も京都らしいと好評です!


職員の声

コミュニティ・バンク京信
山田 拓平

一つ一つは小さな支援でも澤井さまの想いに寄り添って、支援を継続していくことで、点と点が線として繋がるような、長期的な目線でのサポートを意識しています。

澤井さまにとって何でも話せる一番の相談相手として、引き続き伴走していきます。

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