あべのハルカス近鉄本店で

移動式いちご狩りが誕生するまで

久御山支店お取引先株式会社おさぜん農園様は、京都府八幡市でいちご狩りを主とした観光農園として順調に事業を営まれていた。しかしコロナ禍で客足が減少し、適常では予約が取れないほど人気のいちご狩り体験でさえも、厳しい状況が続いた。社長の長村様はそんな状況を何とか打破しようと、一般的な農園でのいちご狩りではなく、移動式のいちご狩りを考案。その相談を受けた京信の川上と永田、大谷が社長の想いを実現させ、見事あべのハルカス近鉄本店で“移動式いちご狩リ”を誕生させた事例。

こんなところでいちご狩り? !

2020年8月、久御山支店 営業担当の川上は、お取引先である株式会社おさぜん農園様のもとを訪問し ていた。「こんなところでいちご狩り?!」と意外な場所でいちご狩りを展開する‘‘移動式いちご狩り’'について話し 合っていたのだ。

前を向いておられる社長を応援したい

「大盛況だった時期からコロナ禍まで、いつも前を向いて頑張っておられる長村社長 の姿を閏近で見てきたなん とか応援したい。」そう思った川上はプロジェクトを 立ち上げ、社長の想いを形 にするために動き始めた。

いちごの庭プロジェクト

こうして立ち上がった「いちごの庭プロジェクト」。メンバーは、 おさぜん農園様と川上、伏見支店お取引先で中小企業のコ ンサルを行うシュンビン株式会社様とその担当職員の永田、そして、それぞれの支店長(久御山・伏見)。さらに、本部から 支店の営業担当者をバックアップする企業成長推進部の大谷。おさぜん農園様の想いに共感し集まったメンバーは、農園 の魅力と移動式いちご狩リの実現可能性について話し合った。

写真:左 プロジェクトメンバーの中心となった伏見支店の永田
中 企業成長推進部の大谷
右 久御山支店の川上

出店先を探して

メンバーは何度も話し合いを重ね、京都府内のレ ジャー施設等に出店依頼 のプレゼンを行った。お 客様2社に加え、京信側も毎回必ず5人全員でプレゼンに臨んだ。しかしながら、移動式いちご狩りという取組は初めての試みであり過去の実績等が提示できず、施設側と しても前例の無いことだったので出店を受け入れてくれるところはなかなか見つからなかった。

改善を重ねついに成約

それでも諦めることなくプレゼンの練習や価格設定、設備・備品費用の調整等のブラッシュアップを繰り返した。そして2020年12 月、大谷よりあべのハルカス近鉄本店担当者にアポ イントを取ることができ、再び全員でプレゼンに挑んだ。その 先にあったのは「ぜひやりましょう!」との嬉しい返事。こうしてメンバーのチームワークが実を結び、あべのハルカス近鉄本店屋上スペースにて移動式いちご狩りの実現が決まった。

   


   

株式会社 おさぜん農園
代表取締役 長村 善和さま

あべのハルカス近鉄本店さんと繋がるまでに何件も出店先を探し、プレゼンの細かい内容まで提案してくれました。川上さんはこのプロジェクト以前から、同業者との交流の場を設けてくださったり、いちごの肥料に関する情報提供、ビジネスマッチングなど継続的にサポートしてくださいました。川上さんは、ずっとそばにいて欲しいと思う営業マンです。

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