未来を高め

明るい「未来図」を描く!

2018年、守山市では起業家や事業後継者同士が情報交換できる場として「エンテラスモリヤマ」が立ち上げられ、以来、事業者同士の交流が盛んに行われてきました。しかし、守山地域以外の事業者との交流は少なく、参加者の皆さまは他地域の事業者とのつながりも作りたいという願いを長年持っておられました。

エンテラスモリヤマの代表である清原 大晶さまより、その相談を受けた当金庫 守山支店の藤居は、当金庫が運営する共創施設「QUESTION」でイベントを開催することで、様々な人が集まり、つながりを作れるのではないかと考えました。そして、このことを清原さまに提案したことがきっかけで、「MiRise Shiga Moriyama 2022」の開催に至りました。

「MiRise Shiga Moriyama 2022」の開催

「MiRise Shiga Moriyama 2022」は、「京都と滋賀(守山)の交流の場を創ることで、更にコミュニティを広げる」をテーマに、滋賀県の守山市・野洲市・近江八幡市の事業者の皆さまが地域を超えて出会い、販路拡大などにつなげることを目指して開催されました。

イベント名の「MiRise(ミライズ)」には、未来を高める(「未来」+「ライズ(rise)」=「MiRise」)と、明るい「未来図」を描くという二つの意味があり、『明るい未来を描く、高めていく』という想いが込められています。

当日、会場では展示販売や商談ブースでの交流、トークセッション、ピッチ大会などが催され、滋賀県の魅力あふれる商品や事業を発信。滋賀県からはもちろん、他府県からも多くの方が来場され、人や企業の間にたくさんのつながりが生まれました。

展示・物販・商談ブースを設置!

展示・物販のブースでは、守山市・野洲市・近江八幡市の13社の事業者が展示販売を行いました。野菜やお惣菜、お菓子にお酒などの食料品や、日用品、アクセサリーなど、滋賀県発の魅力的な商品が並びました。

また、商談ブースでは、本イベントをきっかけに出会った事業者同士が、販路拡大やコラボレーション、新規事業への取組などについて商談・交流する場として活用されました。

会場にはたくさんの方々が来場され、出店された商品の魅力や特徴をじっくり聞く事業者や、実際に商品を購入される方々、事業者同士が交流する様子などが見られました。

さらに、当金庫営業担当の職員も参加して、事業者同士の橋渡しを行うなどして、イベントの開催をきっかけに多くの事業者同士の交流が生まれました。

トークセッション / ビジネスピッチ「MiRise Pitch 大会」

「MiRise Shiga Moriyama 2022」トークセッション

トークセッションでは、エンテラスモリヤマの代表であり、株式会社清原の清原 大昌さまがモデレーターをされました。

登壇者として迎えたのは、近江八幡市の使われなくなった建物を宿泊施設やコワーキングスペースなどに改装して、再活用する取組「近江八幡まちや倶楽部」を通して、地域の景観保全や地域の賑わいの創出を目指されている 株式会社Wallaby代表取締役の宮村 利典さまと、湖北・長浜市にある暮らしの学びを体験する商業文化施設「湖のスコーレ」のプロデューサーの相馬 夕輝さま。そして、当金庫理事長の榊田 隆之も登壇。

それぞれ異なるアプローチで滋賀県に新たな価値を創造しようと活動する四人。今後のビジョンを共有しながら、これからの滋賀県の未来について話し合いました。

ビジネスピッチイベント「MiRise Pitch 大会」

プレゼンテーションを通して、自社のアイデアや技術、取組をアプローチするイベント「MiRise Pitch大会」には、滋賀県守山市の起業家3名が参加されました。

  • 浅井 歩美さま : 人生をリデザインしたい人へ二人三脚の英語コーチング「グローバルマインドイングリッシュカレッジ」を主宰
  • 犬丸 智則氏さま: 食を通じてヒトやモノ、コトがつながり、多彩な活動を生み出し、誰もが活躍できる社会の実現を目指す「カフェ・インク・モリヤマ」の代表
  • 金守 千恵さま : 子ども着物・男女兼用着物風ジャケットなど新しい着物世界の発信や、簡単に着れる二部仕立て(セパレート)着物の販売・仕立て事業「湖布」の代表

大会では、各事業者さまの現在の事業内容、課題、そしてこれからの「MiRise(未来図)」を参加事業者の方々に共有。参加者同士で、アドバイスやエールを送り合いながら進められた本大会は事業者同士がお互いを高め合う機会となりました。

本イベントは、総商談件数60件、商談中36件、成約7件と大盛況で幕を閉じました。事業者さまの中には、用意した名刺が無くなる程の引き合いを受けた方もおられました。

参加された事業者さまからは「新たな気づきを得られました!」「様々な企業とつながることができました!」など、たくさんの嬉しいお声をいただきました。

滋賀県守山市にあるお肉屋さん「お肉のおかだ」さま。

「MiRise Shiga Moriyama 2022」に参加され、初めて自店以外で自慢のコロッケを出店販売されました。販売されたコロッケは完売し、「お肉のおかだ」さまに興味を持たれた参加事業者との商談も成約となりました。

「お肉のおかだ」さまの事例はこちらからご覧いただけます。
▶事例はこちら

事業者さまの声
エンテラスモリヤマ 代表 /
株式会社 清原 代表取締役 清原 大晶さま

「エンテラスモリヤマ」は滋賀県の事業者さまを中心に開催していますが、地域を超えてもっと交流の輪を広げていきたいという思いがありました。そんな機会をQUESTIONで作れたら良いなと考えていたところ、京信さんにお声がけいただきました。
今回のイベントでは情報交換会にとどまらず、京信さんならではのつながりで、ビジネスマッチングを行うことができ、参加された事業者の皆さまにとても喜んでいただけました。
京信さんには普段から何でも相談させていただいています。「そこまでやってもらえるのか」ということまで助けてもらい、相談にもしっかり応えていただいています。

参加事業者さまの声
株式会社 エバンジェリスト 
代表取締役 道城 牧人さま

普段は、近江八幡市の「歴史的建物の維持保全と再活用」「地域の賑わいの創出」をめざして活動する「まちや倶楽部」の一員として、無添加と有機栽培のナッツとドライフルーツの専門店「Going-Nuts!」を経営しています。
商談ブースでは、京信さんが仲介をしてくださったおかげで、色々な事業者の方と安心して話をすることができました。初めての方と出会い話すときは、自分の考えを話し始めるまでの難しさがありますが、最後まで京信さんにサポートいただいたのでスムーズに話すことができました。
京信さんは普段からしっかりお声をかけてくださり、積極的にご紹介やご提案をしてくださいます。これからは、紹介だけでなく、ビジネスの発展までフォローいただけるとさらに嬉しいです。

担当者の声 
MiRiseプロジェクトメンバー
QUESTION 髙木 祥亘

「MiRise Shiga Moriyama2022」を皮切りに、QUESTIONでは様々な地域の魅力を発信するイベントが定期的に開催されるようになりました。
これまで新型コロナウイルスの影響で、地域の皆さまにQUESTIONを知ってもらう、来てもらう機会がほとんど作れませんでした。そんな中で、支店が中心となってQUESTIONを利用したイベントの開催は今回が初めてで、さらに滋賀県から来ていただくというハードルもあったため、守山支店の職員や滋賀県の事業者さまと何度もオンラインにて打ち合わせを行いました。
当日はたくさんの方に来てもらうことができました。会場でビジネスマッチングが盛んに行われている様子を見たときは苦労が報われた瞬間でした。
企画から一緒にご協力いただいた清原さまはもちろん、参加を決めていただいた事業者の皆さまには感謝しかありません。

当金庫はこれからも、事業者同士の豊かな交流を促進するための機会づくりに取り組んでまいります。

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