2023年10月にオープンした「京都嵐山ブルワリー」は、オリジナルのエールビールが売りのブリューパブです。
代表の桑原博巳さまは30年前にイギリスのパブで注文したエールビールの香りのよさに衝撃を受け、ビールを飲みながら会話を楽しむスタイルに憧れを感じていました。続いて訪れたアメリカでは、地域に根差したローカルビールが忘れられず、「いつかは自身でブルワリーを開業したい!」という夢を抱き続けていました。このストーリーは、そんな桑原さまが嵯峨支店に口座開設のために来店されたことから始まります。
窓口からつながる創業サポート
嵯峨支店 窓口担当の廣瀬は来店された桑原さまとの会話からブルワリー開業を考えておられることを知りました。
廣瀬は桑原さまの想いをより詳しく知るために「どこで開業されるのか」「どんなお店を想い描かれているのか」などをヒアリング。桑原さまとのやり取りから「金庫として何かお手伝いできないか」と考えた廣瀬は、営業担当の髙倉に情報を共有しました。
廣瀬からバトンを受け取った髙倉は、すぐさま桑原さまにコンタクトを取り創業支援が始まりました。
開業に向けて、多方面からサポート!
ブルワリーの開業には物件探しや設備の設置、免許の取得など開業に必要な準備がたくさんあります。
東京から京都に移住された桑原さまは、慣れない土地で開業準備をしていかなければなりませんでした。そんな桑原さまを手助けするために、髙倉は幅広い支援を行いました。
開業に必要不可欠な店舗の内装工事や醸造機器購入に係る資金調達にはじまり、酒造免許取得手続きについてのアドバイス、醸造設備業者、酒税に強い税理士とのマッチングなどあらゆる面から桑原さまをサポートしました。
京都にちなんだビジネスマッチング
髙倉は、地域に根差したブルワリーを理想とする桑原さまの想いに応えるために、QUESTIONでのマッチングイベントへのご案内や、地元事業者とのマッチング支援を行いました。そして、地元の食材を「酒の肴」として提供いただける3社とのマッチングが成約し、ビールに合うおつけものやソーセージ、鹿肉ハムなどがメニューに加わりました。
また、桑原さまがお米を副原料にしたビール製造を計画されていることを知った髙倉は「古今嵯峨米」を扱う事業者とのマッチングも支援。お店の看板メニューとなるオリジナルビール「古今嵯峨米セゾン」の誕生にもつながりました。
複数の地元事業者とのコラボレーションを経て、同店は2023年10月にオープン!
ビール好きの方はもちろん、外国人観光客にも人気の賑わいのあるブルワリーとなりました。
お客さまの声
京都嵐山ブルワリー株式会社
代表取締役 桑原 博巳さま
窓口で廣瀬さんに創業のことを伝えてみると、とても興味を持って話を聞いてくださり、それが新鮮で嬉しかったです。
また、髙倉さんは何でも相談できる心強い方で、おかげでとても早く色んなことが進んでいきました。「京都に根差したお店をつくりたい」という想いがあったので、そのコンセプトに沿ったところでマッチングしてもらえたことが本当にありがたかったです。
これからもよろしくお願いします!
職員の声
コミュニティ・バンク京信
髙倉 亮平
桑原さまの「ブルワリーを開業する!」という事業に対する想いをヒシヒシと感じ、創業メンバーの一員として責任感を持って、充実した仕事をさせていただけました。
今後、京都を代表するようなブルワリーになっていただき、今以上に同業者や地域の事業者との繋がりが広がるようにご支援させていただければと思います。
コミュニティ・バンク京信
廣瀬 由理
桑原さまとは、東京から引っ越して来られた際に、窓口に来られ担当したのが始まりでした。
窓口で詳しくお話を聞く中で、新しいチャレンジに対しての熱心な気持ちに共感し、何かお役に立てないかと思い、営業の髙倉につなげました。
今後もさらなる事業の拡大・発展に向けて、当金庫でお客さま目線のアンケートを実施するなど、サポートを継続していきたいと思います。