コミュニティ・バンク京信(京都信用金庫)では、社内のコミュニケーションツールとして、株式会社スタメンが提供する「TUNAG」(ツナグ)を導入しています。
TUNAGは、申請・承認業務などをデジタル化するワークフロー機能や、社内で起こっていることをいち早く情報共有するための社内SNSとしての機能などを備えたサービス。
スマートフォンからの利用に最適化されているので、社員一人ひとりにパソコンがなくても、ほぼ全社員がつながれるコミュニケーションツールとして注目を集めています。

当金庫ではまた、TUNAGを日々の業務で利用している立場から、社内のデジタル化やコミュニケーションに課題を感じておられる地域企業にも、同サービスをご紹介する取組を行っています。
今回は、当金庫からのご紹介でTUNAGを導入された2社の企業の代表者さまに、活用方法や社内の変化などについてお話を伺いました。
TUNAGでヒトが育つ環境をつくる!-株式会社クリエイティブジャパンさま
株式会社クリエイティブジャパン
関西エリアを中心に「モスバーガー」のフランチャイズ店を13店舗運営。本社は大阪府吹田市。
「どうせ仕事をするなら感謝される仕事をしよう!」をスローガンに、従業員が働きがいを感じられる会社づくりに注力されている。
-本日はありがとうございます。早速ですが、TUNAGを導入された経緯を教えていただけますか。
京信の吹田支店の支店長と担当者の方に「ウチではこんなツールを使っているんですよ」とTUNAGの画面を見せていただいたことがきっかけですね。
「この支店ではこんなことをしている」ということがリアルタイムにわかるようになっていて、「それやな」と思いました。

弊社でも色々なこと、例えば社内のオペレーションコンテスト(※)の結果なんかを共有していたんですけど、ずっと「紙」がベースだったんですよ。受賞者を紹介するポスターを作って、店舗のバックヤードに貼ってもらったりとか。
(※)各業務ポジションごとのオペレーションの様子を動画に撮り、部門別に表彰する社内コンテスト。年2回実施されている。
-「紙からデジタルへ」というところで、一つの成果があったんですね。
そうです。でもそれだけではなくて、これまでは「受賞者を紹介する」だけだったのが、「受賞者のオペレーションを動画として共有する」ことができるようになったんですよ。
コンテストは皆がしのぎを削って本気でやっていますから、受賞者のオペレーションを見て学ぶ、次につなげるということができるようになったのはとても大きいですね。
-従業員の方がお持ちの優れたスキルを、他の従業員とも共有できるようになった、と。素晴らしい活用方法ですね。他にもモチベーション向上に向けた施策は行われていますか?
弊社では、以前から「クリエイティブスピリッツカード」(CSカード)という取組を行っています。
これは各店舗に全従業員分の「ポスト」があり、「○○さんのこんなところが素晴らしかった」と、他の従業員からのメッセージが入るというものです。
TUNAGを導入してからは、この「CSカード」に近いような「今日は○○さんが、こんな風に頑張っていた」という内容が、全従業員が見られる環境に投稿されるようになりました。
また他のお店からヘルプに来てもらったときには、TUNAGでサンクスメッセージを送れるようにもなっています。

こんな風に「人から感謝される、称賛される」ことは、やっぱりやりがいやモチベーションにつながりますよね。
それに私たち経営者の立場としても、現場から直接「生の声」があがってくるので、店舗の雰囲気や状況を知れるのはありがたいです。
店舗を訪問したときに、アルバイトの方から「社長、先日はTUNAGでコメントいただいてありがとうございました!」と言われることもあるんですよ(笑)
-TUNAG導入以前からモチベーション向上には積極的に取り組まれていたんですね。
そうですね。弊社では、アルバイトを含めた全従業員に「自信」と「やりがい」を持って仕事をしてもらうことをとても大切にしています。
従業員の大半はアルバイトの方で、会社はその人たちに支えられているといっても過言ではありません。
一方で、アルバイトは学生さんなど若い方も多く、社会経験も少ないことから「自分に自信が持てない」という人が多い印象があります。ですが、彼ら・彼女らには素晴らしい可能性があって、それに気が付くことができれば、モチベーションは大いに向上すると思うんです。そのために有効な方法が、やっぱり「人から褒めてもらう」ことだと思いますね。
-社内で切磋琢磨し合う環境づくりを行ってこられたのですね。
そうなんです。実はもう一つ特徴的な取組として、定期的に重点的に取り組むテーマを見直して、それに向けてみんなで取り組むということを行っています。
店舗は忙しくて、営業時間も長い。毎日がルーチンワークの繰り返しになりがちです。だからあえて、ルーチンワーク以外のことにも取り組もうとテーマを設定しているわけです。
これをする上でもTUNAGはすごく役に立っていて、みんなが各々の取組状況をTUNAGで紹介してくれるので、アイデアを共有したり、競争意識を生んだりすることにつながっているんです。

この夏のテーマは「HDC」(※)ですが、とくに「C(クリンネス=清潔さ)」への取組として「掃除したらこんなに綺麗になりました!」とビフォーアフターを投稿してくれることが多いですね。
フードコートにある店舗なんかだと、ウチの店だけが異様に綺麗になっていたりとか(笑)
(※)H:ホスピタリティ(おもてなし)、D:デリシャス(美味しさ)、C:クリンネス(清潔さ)
-他の店舗の良い取組を真似するというのは、全社的な業務レベルのアップにつながりますよね。当金庫での活用方法とすごく似ているなと感じました。
-今回お話を伺って、「健康経営優良法人」の認定も受けられている御社の「ヒト」を大切にする経営方針が、TUNAGによってさらに強化されたのだなと感じました。貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!
TUNAGでDXを実現!離れた場所でも心を一つに-株式会社日本シーマートさま
株式会社日本シーマート
大阪府・奈良県内で鮮魚店「日本鮮魚」を7店舗経営。本社は大阪府交野市。
「堅苦しくなく、型にはまらず、お客さまにも市場関係者にもかわいがっていただける会社」「出る杭となって叩かれて、指をさされても気にせず成長していく」といったビジョンの通り、マグロの解体ショーなどユニークな取組で人気を博する。
-ディスプレイがたくさんあって、いかにも先進的なオフィスですね!デジタルツールもたくさん活用されているということですが、TUNAG導入の経緯はどのようなものだったのでしょうか?
私も所属している、京信さんの経営者コミュニティ「京信JOC(ジュニア・オーナー・クラブ)」がTUNAGを導入していて、ユーザーとして使ったのがTUNAGを知ったきっかけですね。
その後、京信の担当者さんにお声掛けして、導入の検討を始めました。

はじめは従業員同士の「コミュニケーションツール」として検討を始めたんですけど、話を聞いていくうちに、ちょっと手を加えるだけでもっと色々なことができるんだということがわかってきたんですよね。それで最終的には「DX(業務のデジタル化)」にもつながるんじゃないかと思って導入を決めました。
-なるほど。TUNAG以外にも様々なDXツールがあるなかで、TUNAGを選ばれた理由はあったんでしょうか?
やっぱり、ノーコード(※)で色々な仕組みがつくれて、カスタマイズ性が高いということが大きかったですね。他にも「ノーコードでできる!」と謳っているツールはありますけど、使ってみるとやっぱり、誰でも、どんな従業員でもできる、というレベルではなかったですね。
(※)プログラミングにおける「コードを書く」という専門的スキルを必要としないこと。
-TUNAGを導入して「ここが変わった」というところはありますか?
まず大きかったのは、業務連絡用のチャットをTUNAGに一本化できたところです。それまではプライベートのメッセージアプリで業務連絡を行うことも多かったのですが、(ワークライフバランスなどの)価値観の変化、セキュリティ上のリスクなどを考えると、会社が提供するチャットに一本化すべきじゃないかという課題意識がありました。
店舗ごと、役職ごとなど、目的にあわせて自由にチャットルームを作れるのはすごく便利なところだと思います。
また、各店舗が自分から情報発信をしてくれるので、TUNAGを見れば全店舗の状況がある程度わかるようになりました。私が全店舗を回って状況を確認できれば一番いいのですが、店舗数が増えるとそれも現実的ではありません。チャットルームとあわせて「ガバナンス」が向上したと思いますね。
他にも「ペーパーレス化」が進んだのも大きな変化ですね。TUNAG導入前は入社手続、有休申請、タイムカード修正申告などを「紙」かつ「郵送」で行っていましたが、それらをTUNAGに集約することで、業務効率化が進みました。

-複数店舗を経営されていると、社内の書類受け渡しにも郵送コストがかかってきますし、それは大きな変化ですね。他にはどんな「制度」(※)があるのでしょうか?
改善要望を含め、お客さまからの声を報告・共有する制度があります。これまでは、お客さまからいただいた声への対応がその場限りになってしまうことがしばしばあり、全社的な改善につなげるのが難しい状況でした。
TUNAGで報告を行うようにしてからは、いただいたご意見がデータとして蓄積されていくので、後から見返すことも容易ですし、どうすれば次に活かせるかを考え、改善につなげることができるようになりました。
他には「POP自慢」という制度を設けていて、各店舗が「こんなPOP(販促物)を作りました」という紹介をしてくれたり、各店舗が自店舗の特徴を紹介する「店舗紹介リレー」という制度があったりと、社内でのアイデア共有や、会社としての一体感を生むことに活用しています。

(※)制度・・・TUNAG内で、投稿する内容を分類するためのスレッドのようなもの。どの制度にどのような機能を備えるかを自由にカスタマイズしながら作成する。
-実際のTUNAGの画面を拝見すると、かわいらしいリアクションスタンプや、面白いコメントがたくさんありますね。なんだかやわらかい雰囲気があります。
このスタンプは、社内でデザインコンテストをして、入賞作品をスタンプにしたものなんですよ。「いいね」をテーマにしたんですけど、私(社長)を魚にしたものなんかもあって、面白いです(笑)
私はTUNAGの運営方針として「堅苦しくしない」ということを心掛けています。TUNAGを使うのはもちろん「業務」なんですけど、SNSの延長として使ってほしくて。
というのも弊社は複数店舗経営なので、同じ会社に勤めていても、店舗が違えば顔も知らない、っていうこともあるんです。
綺麗な文章でなくても、短い文章でも、とりあえず投稿してみよう!っていう雰囲気でやって、それがコミュニケーションにつながればと。そんな気持ちでやってますね。
-ありがとうございます。当金庫でも「堅苦しさ」は大きな課題で、共感できるところがすごく多かったです!
-これからもぜひ情報交換させていただければ嬉しいです。本日はありがとうございました!
TUNAG開発会社(株式会社スタメン)の声
TUNAGは、社員同士のつながりを育み、組織の働きがいやエンゲージメントを高める社内コミュニケーションプラットフォームです。現在1,200社以上の企業様で導入実績があり、各企業様に合わせた活用方法をご提案させていただきます。





