2019年6月に事業を承継し新社長に就任された、株式会社谷口そば製粉の谷口 友昭様に当時の心境や今後の展望についてお話を伺いました。
ずっと一人で悩んでいました
前社長から事業承継するにあたって、経営については私が常務を務めていた時から任されており、特に問題ありませんでした。しかし実際に事業承継するとなると、株式移転に伴う支出や借入金の個人保証の問題などが浮き彫りになり、専門的なことが多く、具体的な手法がとれずに困っていました。このような内容は社員にも相談できず、その上どこに相談すればよいかもわからなかったため、一人でずっと悩んでいました。
熱心に相談に乗ってくれました
そんな時に、京信の担当者である小角さんが、何かお手伝いできないかと話を持ちかけてくれました。他の金融機関からは持株会社を設立して多額の株式買取資金を融資したいという財務面での提案はありましたが、小角さんは財務面以外についても熱心に相談に乗ってくれました。悩みについても親身に聞いてくれる姿に「京信は10年後、20年後も一緒に寄り添っていてくれる金融機関だ」という印象を受けたのを覚えています。
自分たちに合った事業承継の形
そして私と前社長の間に入って話をしてくださったり、九条支店の職員さん、税理士・弁護士などの専門家の方、本部の職員さんなど色々な知恵を持ち寄り、様々なリスクを想定した中で、私にとってのベストな方法を熱心に考えてくれました。
その結果、節税対策として株式の買い取りではなく贈与にしてもらい、対価として退職金を払う形をとることで当事者全員が納得できる自分たちに合った事業承継の形をつくることができました。また、悩んでいた個人保証の部分でも事業承継支援融資をご提案いただいたことで心の負担が消え、円滑な承継ができました。コロナで世間が大変な時期に、事業承継という大きな課題も背負っていたら、きっともっと大変だったはずです。あの時小角さんに相談して、本当に良かったです。
株式会社 谷口そば製粉
社長 谷口 友昭さま
京信さんに相談したことで話が進み、解決へと導いてくださったので、まずは「どうしたらいいかわからない」その第一声を発して、頼ってみることが大切だと思います。実際、私も小角さんに相談したことで少しずつ自分の中で整理がついていきました。コロナウイルス感染拡大の影響がある中ですが、現在新たな事業を進めています。また財務面、非財務面も含め、京信さんのお知恵をお借りできたらと思いますので、これからも良きパートナーとして支えていただきたいです。