夢を実現するため、

計画をサポート!

父の割烹料理店を継ぎ、ライスサンド店へ転身!~事業承継サポート~

八坂の塔でも有名な法観寺のすぐ近く、京都市東山区の八坂通にライスサンドを取り扱う『SHINPACHI』さまというお店があります。

このお店は、今回のストーリーの主人公であるアリ紗智子さまのご祖母さまが「髪結い」と「天ぷら屋」として創業されました。その後、紗智子さまのお父さまが高校卒業後に割烹料理屋で修業を積み、割烹料理店『信八』として開業。現在の店名『SHINPACHI』は、2代目であるお父さま・横江信二さまの「信」と八坂通りの「八」に由来します。

現在はライスサンドのお店として営業していますが、時代の流れに合わせて業態を変化させながら、3代にわたってこの地で事業を営まれてきました。

今回は祇園支店の営業担当者 堀川が、3代目の代表者となられた紗智子さまの夢の実現に向けてともに歩んだストーリーをご紹介します。

八坂の塔と『SHINPACHI』さま
髪結いを営んでいた頃の櫛が店内に飾られている
お父さまの代から使い続けているお櫃

事業承継のきっかけ

紗智子さまは、幼い頃から割烹料理店を経営するお父さまの背中を見て育ち、自分でもお店を経営してみたいという想いを抱くようになりました。

20歳になった頃、紗智子さまは沖縄に移り住みました。そこで英語を独学で勉強。海外に住みたいと思うようになり、もともと興味があったインドネシアで飲食店を開業されました。

そして8年ほど前に「父も高齢だし、実家を守るためにもお店を継ぐ準備をはじめたい」という想いと、インバウンドが増えている京都で「外国人観光客に関わる商売をしたい」という挑戦心で帰国されました。

紗智子さまの夢を実現するために寄り添う、営業担当者の堀川

紗智子さまがお父さまのもとで経理担当として働き始めてから「父の年齢もあり、そろそろ事業の引き継ぎを考えたい。特に、私が生まれ育ったこの場所で事業を継ぎたい。」という相談を受けていた堀川は、紗智子さまが『京都府事業承継・引継ぎ支援センター』へ相談をする際に同席することに。

同センターの「専門家派遣による事業承継計画書策定支援」を活用することになった紗智子さまとともに、3か月間にわたって会議に参加し、紗智子さまに寄り添いました。

会議にはお父さまも出席され、「信八」の名を後世に残し、事業が承継されることを大変喜ばれました。

割烹料理店から、ライスサンドのお店へ生まれ変わる!

事業を継ぐにあたって紗智子さまは、京料理を取り扱いたいと考えました。中でも、割烹料理店「信八」のこだわりであった『西京焼き』を受け継ぎ、活かしたいという想いが強くありました。

また昨今のインバウンドのニーズも考慮して、テイクアウトできるものを提供することも、今後の事業を構想するうえでのこだわりでした。紗智子さまは、『おにぎり』が海外で流行していることに注目され、おにぎりと比べて具材がみえやすく、見た目が華やかで、こだわりであった西京焼きも挟みやすい『ライスサンド』が良いのではないかと考えられたのでした。

事業承継のために必要なことを明確化

事業の構想はでき上がっていたものの、祇園支店の堀川がサポートを開始した頃の紗智子さまは、事業を承継するにあたって、何から取り掛かるべきなのかが分からず困っておられる状況でした。

そこで堀川は、紗智子さまと相談しながら新事業の数値計画を作成していきました。「どうすれば利益が出るのか?」「仕入にいくらかかるのか?」「商品の価格をいくらにすればいいのか?」など、事業承継を行うために考える必要のある項目を明確にしていきました。そしてまとめあげた計画を活用し、紗智子さまと事業承継・引継ぎ支援センターとともに、会議で事業計画を具体的にしていきました。

さらには、オープン後の運用を見越して業務の効率化や費用負担軽減に向けて、外国人観光客にも対応できるキャッシュレス決済サービス『Airレジ』『Airペイ』の導入も支援しました。

紗智子さまからは「どうやって事業を進めていいか分からない中で、堀川さんのおかげではっきりと事業を開始するイメージが湧き、お店のオープンを迎えることができました。」というお言葉をいただいています。

こうしてSHINPACHIさまは、2025年12月にリニューアルオープンすることができました。

外につながる小窓から、テイクアウトの注文ができる
左:営業担当者 堀川 中央:アリ紗智子さまご夫妻 右:事業承継・引継ぎ支援センター 土屋さま

アイデア溢れる未来の夢

今回、事業承継が実現した紗智子さまですが、まだまだ夢はたくさんあるようです。2号店の実現や、味噌づくり体験の開催、ライスサンドの自動販売機設置の実現といった新たな意気込みを話されています。

これからもコミュニティ・バンク京信は、紗智子さまの夢の実現に寄り添います!


お客さまの声

SHINPACHI
アリ 紗智子さま

京信さんには父の代からお世話になっており、お店の承継の際はぜひ私も京信さんにお願いしようと決めていました。

相談に行ってからは、担当の堀川さんにたくさんお世話になりました。融資だけでなく、クレジットカードや、レジ、包装、工事など色々な人をつなげていただいたり、些細なことでもすぐに店に来て相談に乗っていただき、本当に感謝しています。


職員の声

コミュニティ・バンク京信
堀川 実玖

ご祖母さまからお父さま、そして紗智子さまへ。それぞれの形で事業をつないでいかれていることに、とても感動しました。

事業を承継されていく過程、そして新たなスタートのタイミングに、担当者として携われたことを嬉しく思います。

新業態での事業は始まったばかりです。新たなお悩みや課題も出てくると思いますが、今後も身近で相談しやすい存在でいられるよう努めてまいります。

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