補助金の申請サポート

ロウリュ導入で集客力アップを目指す!

100年続く老舗銭湯が掴んだチャンス!

古くから続く日本の文化である「銭湯」。
ノスタルジックな雰囲気に、幼い頃の思い出が蘇る方もおられるのではないでしょうか。
そんな銭湯業界も近年、利用客の減少や燃料費の高騰、設備の老朽化、後継者不足などの問題から廃業するところが増え、10年前には京都市内に180軒ほどあった銭湯も、今では87軒にまで減少しています(2024年5月現在)。そのような状況にある銭湯業界を救うべく創設されたのが、本事例でも活用される京都府の制度「京都府公衆浴場経営改善支援事業補助金」です。

今回はこの補助金の取得に挑戦された老舗銭湯「金山湯」さまを、西院支店 営業担当の須藤が支援し、同店のサウナ室改装計画の実施に至った事例をご紹介します。

地域に愛される銭湯を後世に残すため

阪急・嵐電「西院駅」の近くにある銭湯「金山湯」さまは、昔懐かしい風情が残る老舗の銭湯です。銭湯業界が縮小している中、店主の中出 雅外次(なかで まさとし)さまは金山湯を後世に残すため集客方法を模索されていました。そんなとき、中出さまは所属する京都府浴場組合で補助金制度の存在を知り、サウナ室の改装を計画されます。

中出さまは、近年のサウナブームに乗って、同店のサウナ室を他の銭湯とは一味違うものに改装することで、集客力アップにつなげられないかと考えておられました。


そこで常連客やサウナファンから「どんなサウナがあったら嬉しいか」と意見を募集しました。すると常連客やサウナファンからは「ロウリュのある銭湯はこれまでにない!」という声が多数集まりました。

このような常連客からの声が後押しとなり、中出さまは補助金を活用したロウリュの導入を決心されたのでした。

立ちはだかる複雑な申請書!難航する補助金申請をサポート

しかし、補助金の申請は難航。事業計画書を書いたことがない中出さまは、何度書き直しても通らない申請書に苦戦し、厳しい審査や指摘にどう対応すれば良いのかわからずに、半ば諦めかけておられました。
そんなとき、中出さまは「サウナ室改装計画」について西院支店 営業担当の須藤に相談しました。

それを受けて須藤は、申請先である京都府とのやり取りや、申請書類作成のアドバイスを行いました。申請書を諦めずに作成した甲斐もあり、補助金は見事採択。その後も、入金にかかる事務手続きをサポートするなど、難しい書類の作成をさらに手助けします。また、補助金では足りない部分は融資を行うことで、中出さまの計画を支えました。

京都府で初めてロウリュウが味わえる銭湯に!

そして2023年12月、ついに金山湯に京都府の銭湯としては初めてのセルフロウリュが導入しました!
銭湯ファンの間では、「西院の銭湯にすごいものができた!」とSNSでも話題となり、その効果で入浴客が増加しました。さらに、大学生が多い立地であることも相まって、友達同士で立ち寄る若い客層も増えるなど、幅広い層の集客につながっています。


お客さまの声

金山湯
店主 中出 雅外次さま

銭湯を利用する方が減っているこの時代に、何とか「金山湯」を残していきたい!と行動をはじめましたが、補助金の申請の難しさに何度も心が折れそうになりました。

須藤さんのご支援には精神的にも実務的にも助けられました。何かあるごとにこまめに連絡があり、最後まで気にかけてバックアップしてくださいました。

須藤さんがいなかったらロウリュは導入できていません!本当にありがとうございます!


職員の声

コミュニティ・バンク京信
須藤 正吉

「金山湯」さまは創業100年を超える地域に必要とされている銭湯です。そのため中出さまへの支援は、この地域のためにもなると思いました。

実際にロウリュ導入で、若者を中心に新しい入浴客が増え、利用者によるSNSの発信のおかげで認知度も確実に上がっています。

これからも、中出さまの今後の新たな挑戦へのご支援や、SNSの活用セミナーなどへのご案内を通して、色々な形で事業の発展にご協力していきます。

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