当金庫は2014年より、「京都市動物園サポーター制度」を通じて、ゾウの繁殖プロジェクトを応援しています。
2025年には、当初のサポート表明から10年が経過したことを受け、今後10年間もプロジェクトを支援していくことを発表しました!

(左より:当金庫理事長 榊田 隆之、京都市長 松井 孝治 様、京都市動物園長 和田 晴太郎 様)
今回は、その支援の取組の一環として、地域の皆さまに京都市動物園をもっと身近に感じていただき、ゾウ繁殖プロジェクトについても知っていただく機会をつくるために開催したイベント「ゾウのあかちゃんがみたいゾウ」についてご紹介します。
当金庫と京都市動物園のあゆみ
コミュニティ・バンク京信と京都市動物園とのご縁のはじまりは、1978年に遡ります。
当時、京都の街は京都市動物園の人気者だったゾウ「ルパヒ」が亡くなるという報せを受けて、悲しみに包まれていました。そこで当金庫よりマレーシアのクアラルンプール市長にゾウ寄贈を要望した結果、1979年に「美都」が同園に来園したのでした。
その後、2003年の動物園内設備の寄贈などを経て、2014年には「京都市動物園サポーター制度」のサポーター第1号として、「京都市動物園におけるゾウの繁殖プロジェクト」への支援を開始し、新たなゾウの来園をサポート。様々な支援を継続しながら、2025年の10周年に至りました。


ゾウさんをもっと好きになってもらうために!
2025年5月に京都市動物園で開催された「ゾウのあかちゃんがみたいゾウ」はその名の通り、京都でゾウの赤ちゃんが誕生することへの願いを込めたイベントです。
当金庫の職員有志で構成されたプロジェクトメンバーと、京都市動物園スタッフの皆さまでアイデアを出し合って企画された本イベントでは、来場者の皆さまがゾウをもっと好きになれるプログラムを実施しました!

紙芝居&クイズでゾウさんをもっと知るゾウ!
琵琶湖疏水と岡崎の町並みを望むテント前では、紙芝居「ゾウさんのお引越し」と「みんなで挑戦!ゾウさんクイズ大会」を実施しました。
職員の手作り感あふれる紙芝居では、10年前にラオスから京都市動物園へゾウがやってくるまでのストーリーをお話しました。
京都市動物園スタッフの方にも監修いただいたストーリーは、動物園の皆さまの動物に対する愛情が伝わるものに仕上がり、多くのお客さまに耳を傾けていただきました。

そして紙芝居のあとには、ゾウにまつわるクイズの大会を開催!
問題は「ゾウの歯の数は?」といった豆知識から、「ゾウの数が減ってしまっているのはなぜ?」(※)といった、参加いただいた方へのメッセージを込めたものまで様々。
クイズが終わる頃には「ゾウ」が少しだけ身近な存在になったのではないでしょうか。
※人間による環境破壊や、「象牙」などを狙った密猟などが一因となって、ゾウの数が減少しているといわれています。

ワークショップで思い出をつくるゾウ!
正面入口近くのレクチャールームでは、自分の"手がた"でアートをつくる「手がたでゾウさんぺったんアート」と、「ゾウさんのうんちでハガキをつくろう!」という二つのワークショップを開催しました。
プロジェクトメンバーの職員が考案した手がたアートは子どもの成長記録として思い出になるということで、特に親子連れの方に大人気!
またハガキづくりも、ゾウさんのうんちを材料にするというインパクトと、資源の循環を学べる点で多くの方に関心を持っていただき、ワークショップ会場は終始賑わいました。
さらに同じ会場では「ゾウさんと歩んだ10年 ゾウさん写真展」も開催しました。
ゾウたちがラオスにいるときの様子など、ここでしか観られない写真の数々に、立ち止まって見入る方も多くみられました!


ツアーでゾウさん博士になるゾウ!
そして「ゾウの森」ゾーンでは、予約受付開始からほどなく満員御礼となった人気企画「ゾウさん博士になろう!飼育員さんと行くゾウさんツアー」を実施しました!
ツアーでは飼育員の方からゾウの食事や生態についての解説、ゾウの骨やうんちの標本に触れる体験、そして4頭のゾウにおやつをあげる体験を行いました。
参加した子どもたちは目を輝かせながら解説を聞き、自分があげたおやつをゾウが鼻を使って上手に食べる様子を見て大喜び。
京都市動物園のご協力があって実現した貴重な体験は、素敵な想い出として子どもたちの心に深く刻まれたのではないでしょうか。


京都の街中にありながら、メインゲートをくぐれば自然が感じられ、動物たちがいきいきと暮らしている京都市動物園。
京都市民をはじめとした、多くの人々にとって大切な場所、想い出の場所である京都市動物園を、コミュニティ・バンク京信はこれからも応援していきます。
京都市動物園を応援したい!という皆さまへ
「京都市動物園サポーター制度」では、京都市民の方をはじめ、広く「京都市動物園を応援したい」という想いをお持ちの方からの寄付を受け付けています。皆さまからのあたたかいご支援をお待ちしております。
▶京都市動物園サポーター制度(京都市動物園のWebサイトへリンクします)
職員の声
コミュニティ・バンク京信
ゾウ繁殖プロジェクトサポートメンバー
門 悠司

普段から子どもと動物園に通い、子どもがゾウの前で目を輝かせる姿を見て、微力ながら京都市動物園を応援したいと思い、今回の企画に参加しました!
来園された方々の温かな笑顔を見て、京都市動物園が地域に愛され、人々を繋ぐ場であることを実感しました。
また、当金庫の取組へ驚きとお褒めの声をいただいたことは、自分にとっても励みとなりました。
ゾウの繁殖は簡単ではありませんが、赤ちゃんゾウが生まれたら、地域に明るい話題を届けてくれるはずです!
動物園が子どもたちや地域にとって魅力ある場所であり続けるため、「京都市動物園Zoo~っとサポーター」でのご支援にも関心を寄せていただけましたら幸いです。