京都の西陣・紫野エリアは、昔ながらの街並みが魅力的な地域です。一方で、少子高齢化の進行とコロナ禍による日常生活の制限で、子ども達の遊び場や、一人暮らしの高齢者が人と触れ合う機会が減っています。
このような課題を解決するために、当金庫北大路支店ではさまざまな取組を重ねてきました。
「北大路みらいづくりラボ」を立ち上げ
その取組の一つとして、北大路支店職員の杉本が発案したのは、まちづくりに取り組む事業者が参画する団体「北大路みらいづくりラボ」の設立です。
●地域の事業者や住民のつながりをつくることで、地域で暮らす人々にとって魅力的なまちを一緒につくる
●紫野・西陣エリアで暮らす人々に、地元の魅力を再発見してもらうための仕掛けをつくる
このような趣旨で設立されたラボは、現在北大路支店を含め、福祉、学童保育、不動産業者など、10の団体がメンバーとして参画しています。
北大路支店では他の団体と協業できる関係づくりを心がけ、ラボの活動に取り組んでいます。地方創生支援に携わる方をお招きし、地域の活性化についてご講演いただいたり、高齢者の日常生活に役立つ取組などをラボ参画メンバーと一緒に考えています。
ラボの活動の中で、今回は2022年5月から6月にかけて開催された「なぞとき まちさんぽ」をご紹介します。
まちを散歩しながら、地域の魅力を再発見
「密を避けつつ、コロナ禍でも地域の人々が気軽に交流できる場を提供したい。」
「ワクワクする遊び体験を通して、子ども達に住み慣れた地域の魅力を見つけてもらいたい。」
そんな思いを形にするために、ラボの一員であり、学童保育事業を営まれているNPO法人SOWERS様は、「なぞとき まちさんぽ」を企画。
「なぞとき まちさんぽ」とは、マップに描かれた店舗を巡って、店員さんからもらったヒントで謎を解いていく、家族で楽しめる街散歩イベントです。
開催にあたって、北大路支店のプロジェクトメンバーは当金庫のネットワークを活かし、お取引先であるカフェ、ものづくり事業者、高齢者施設などに声をかけ、多くの事業者にご協力いただきました。また、ゴールした方にプレゼントする景品のデザインの一部をプロジェクトメンバーが当金庫のインターンシップ生に依頼し、制作してもらいました!
私たちの想い
特定非営利活動法人 SOWERS
代表理事 村上 弘様
日常の中で子ども達がワクワクできる遊び体験を提供し、また、社会との接点を持ってもらうために、弊社ではさまざまな体験活動を日頃から企画し、開催しています。今回の「なぞとき まちさんぽ」では、参加者の方と協力事業者様からお喜びの声をたくさんいただき、とても嬉しかったです!今後も子ども達に喜んでもらえる取組をしていきたいと思います。
ラボの発案者
京都信用金庫 北大路支店 支店長
杉本 昌彦(現在梅津支店)
紫野・西陣エリアで暮らす人々に、より豊かな日常生活を送っていただくために取り組む地域の事業者様がたくさんいらっしゃいます。同じ志を持った人同士がつながり、それぞれの強みの相乗効果で地域をより一層盛り上げられたらいいなと思います。北大路支店では、今後より多くの事業者と地域の住民を巻き込み、引続き地域の魅力を引き出す活動をしていきます。
イベント参加者の声
家族でお出かけする時間を楽しみながら、普段なんとなく通り過ぎている店にも行けて、新たな発見と交流ができました!
週末子どもと一緒に参加して、マップに描かれた八百屋食堂で新鮮な野菜を買えて、お店の方との交流も楽しく、子どもが「また行きたい!」と喜んでいました!
協力事業者の声
ベジサラ舎 店主
中本 千絵 様
京信さんに声をかけてもらい、今回のイベントに参加させていただきました。イベント期間中、マップを片手に多くの方がお子様と一緒にご来店されました。その後も、「イベントの時にもらったトマトがおいしかったので、また来ました!」とのお声をたくさんいただき、とても嬉しいです!
5月から6月にかけて開催した「なぞとき まちさんぽ」が多くの方にご好評いただいたので、「お絵かき」と「カードゲーム」ができる第二弾まちさんぽイベントも企画しています!子ども達に遊びの場を提供し、暮らしている地域のおもしろさや魅力を改めて感じていただれば幸いです。