2025年5月にJR宇治駅の近くにオープンした“シェア型書店 HONBAKO京都宇治”。
代表の山本 奈々さまは大阪府堺市にあるシェア型書店で「箱主」として、HONBAKOを利用されていました。
京都府宇治市へ転居されることになった山本さま。宇治市を中心としたコミュニティで活動する中で、「宇治市でも本を通して、人と交流ができるコミュニティ拠点をつくりたい」という想いが生まれ、自らがオーナーとなりシェア型書店を開業する決意をされました。
今回は、QUESTIONと当金庫 宇治支店の職員が連携し、「シェア型書店HONBAKO京都宇治」の開業に至るまでの事例をご紹介します。
【シェア型書店】
利用者が本棚の一画を借り、小さな本棚の「箱主さん」として、好きな本をシェアしたり、販売したりすることで、交流を育む仕組みの書店。
宇治市をもっと知りたい!
相談する人が身近にいない新しい環境で過ごされていた山本さま。「誰かとつながりたい」「宇治のことをもっと知りたい」という想いを募らせ、宇治のコミュニティへと飛び込んでいきました。
山本さまは、宇治市役所と宇治商工会議所の産業振興課が運営する「宇治NEXT」が開設した産業交流拠点『うじらぼ』を活用し、宇治のまちづくりに関する活動に積極的に関わっていきました。そして、様々な方と交流する中で、「シェア型書店を起業したい」という想いが深まっていきます。
「誰かとつながりたい」が叶う
人と人をつなぎ、新しい価値の創出や地域活性化を目指す当金庫。その一翼を担うQUESTIONでは、京都・大阪・滋賀の各自治体や、地域の団体、起業家との交流を積極的に行っています。QUESTIONと宇治NEXTもまた、「まちづくり」という同じ志を持つ者として交流がありました。
QUESTIONのコミュニティマネージャー 石津は『うじらぼ』に参加するメンバーの一人。そんな『うじらぼ』で石津と山本さまは出会いました。
この出会いをきっかけに、QUESTIONで行われる交流会「つながるピッチ」や「わかんNight」にも参加されるようになった山本さま。QUESTIONを利用される方や交流会に参加する方々とのつながりが広がりました。


QUESTIONと宇治支店が連携する創業支援
交流会を通して「シェア型書店を起業したい!」という山本さまの想いを耳にした石津。石津はその実現に向けて、金融面でも支援できるように当金庫 宇治支店と連携を取りました。
石津の紹介を経て、山本さまの担当となった宇治支店 営業担当の望月は、まず融資や補助金申請に必要不可欠な事業計画書の作成をサポートしました。
さらに売上目標や収益計画を策定し、計画書を作っていきます。


また、居心地よい空間づくりを目指されていた山本さま。望月は「予算内で理想の内装を形にできる」「希望の期日に間に合わせることができる」など、条件に合う工務店探しにも伴走しました。

そして、山本さまと望月がやり取りを重ねること8カ月、ついに本を通じて人と人とのつながりが広がる「シェア型書店 HONBAKO京都宇治」を実現しました!
当金庫はこれからもお客さまの想いの実現を目指して、伴走してまいります。
【今回の事例はQUESTIONの公式WEBサイトでもご紹介しています!】
▶「HONBAKOに関わる人たちみんなに幸せになってほしい」シェア型書店HONBAKO京都宇治 代表の山本奈々さまQストーリーvol.5
お客さまの声
HONBAKO京都宇治
代表 山本 奈々さま

「うじらぼ」や「QUESTION」で出会った方は宝物です。
それぞれの交流会で出会った方々は、「シェア型書店HONABKO」オープン前にはDIYに協力してくださるなど、開業のお手伝いにも来てくれました!
担当の望月さんには開業までに何度も相談に乗っていただきました。京信さんじゃなかったら、シェア型書店のようなコミュニティビジネスは実現しなかったかもしれません。
職員の声
コミュニティ・バンク京信
望月 菜央子

山本さまはシェア型書店HONBAKOに対してとても強い想いをお持ちで、その思いを受け止め、しっかりと形にしていただけるように創業までサポートさせていただきました。
地域の人々の憩いの場となって、宇治がより活気あふれる楽しい街になればいいなと思います!