2023年10月7日、共創施設QUESTIONにて「FactorISM in QUESTION こうばと金融と、まちづくり」を開催しました!
「FactorISM」(ファクトリズム)は、大阪のモノづくり企業を中心に発足したオープンファクトリーイベント。会期中は町工場で工場見学やワークショップが開催され、モノづくりのリアルな現場を体感・体験することができます。
今回、コミュニティ・バンク京信(※1)の八尾支店が中心となって、「FactorISM」とQUESTIONのコラボレーションが実現。10月26日からスタートする「FactorISM 2023」のプレイベントとして開催されたのが「FactorISM in QUESTION」です!
※1「コミュニティ・バンク京信」は、京都信用金庫のブランドネームです。
イベント当日はFactorISM参加企業に加えて、当金庫からお声掛けした企業数社もブースを出展。
ご来場いただくお客さまも京都の方や観光客の方など様々で、いつもの「FactorISM」とは一味違った雰囲気のイベントとなりました!
1F マルシェ&ワークショップ
QUESTIONの1階カフェスペースでは、大阪府内のモノづくり企業11社がマルシェやワークショップを出展。
ふだんは私たちの目に触れることのない「部品」などを生産する企業も多く、その高い技術力を活かして開発された「割れない食器」「アウトドア調理器具」などが展示・販売されました。
またワークショップでは、金属への染色体験をしたあと、隣のブースでその金属への刻印体験ができるという、企業同士がコラボレーションした企画も出展され、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる場となりました。
訪れた人たちはふだん触れる機会の少ない「モノづくり」の世界を体験し、企業の方から商品開発に至った想いなどを聞きながらブースを回られていました。
7F ワークショップ
いつもは大型の会議室となっているQUESTIONの7階も、この日は7社による9つのワークショップが楽しめる体験工房に様変わり。DIY用品を手がける企業による「木製コースターづくり」体験や、金属加工機を使った「金属製のオリジナル名刺づくり」などのブースが設けられました。
会場はお子さま連れの方を中心に賑わい、「次はあのブースに行きたい!」とねだる子どもたちの姿も。そんな様子を見た出展企業の方からは「子どものころからモノづくりに触れることで、少しでもこの仕事に興味を持ってもらえれば」といった声が聞かれました。
未来の「モノづくり」を担う世代にその面白さ、楽しさを伝えていくことも、「FactorISM」のようなオープンファクトリーイベントの大切な目的の一つです。
4F トークセッション
4階の階段状セミナースペース「Community Steps」では「オープンファクトリー」、「モノづくり」や「まちづくり」、そして「金融」をテーマに、二つのトークセッションが開催されました。
トークセッションではオープンファクトリーが果たす「モノづくり」を未来へつなげるための役割、オープンファクトリーによって起きた企業内の変化などについて、熱いトークが展開されました。
なかには「オープンファクトリーを実施することで『見られる』意識が高まり、社内の整理整頓・ルール遵守意識が高まった」「ある会社は採用に困らなくなった」といった現場目線のリアルなエピソードも飛び出し、参加者は興味深く耳を傾けておられました。
また、二つ目のトークセッションには当金庫理事長の榊田も登壇。
「これからのまちづくり~新しいものづくり×新しい金融~」と題して、3名のモノづくり企業経営者の皆さまとともに、地域コミュニティのなかでどのようにモノづくりと金融が融合し、地域の活性化につなげていけるかについて議論を交わしました。
参加者は経営者の方、会社員の方、行政の方、金融機関の方と多岐にわたり、会場は満員に。それぞれの立場から「モノづくり」の、あるいは地域の未来のためにできることを考える時間となりました。
大阪の「モノづくり」と京都がつながる一日となった「FactorISM in QUESTION」。
当金庫はこれからも、地域をこえた人と人、事業と事業のつながりの創出、そして地域産業の発展に向けた取組を行ってまいります。
本記事の内容にご興味をお持ちいただけた方は、ぜひ「FactorISM」のオープンファクトリーへの参加をご検討ください!
お客さまの声
株式会社 河辺商会
代表取締役社長 福田 康一さま
弊社は、自動車部品などのプラスチック製品を、主に企業さまに向けて製造・販売している会社です。
今日は、弊社の技術を活かして一般消費者の方向けに開発した‟まな板になるお皿”「CHOPLATE」を出展しています。
今回「FactorISM」と京信さんのQUESTIONがコラボレーションしたことで、京都の皆さんにも私たちの商品や、大阪のモノづくりについて知ってもらう機会ができたことを嬉しく思います。
FactorISMは八尾の周辺地域から始まった取組ですが、八尾支店の林さんをはじめとした京信さんがハブとなることで、幅広く大阪府下の企業さんともつながりができ、一緒に地域を盛り上げていくことができそうだと感じています。
最初、FactorISMに林さんが入ってこられたときは「京都の金融機関がなぜ?」と思いましたが、今では色々な広がりが生まれていくことに期待しています!
▼「CHOPLATE」の販売サイトはこちら
https://kawabes.thebase.in/
職員の声
コミュニティ・バンク京信 八尾支店
林 卓司
京信として「FactorISM」にかかわることで、地域に貢献することはもちろん、京都や滋賀の方々とのつながりをご提供したいという想いで、活動に参加させていただいています。
今回の「FactorISM in QUESTION」は、大阪地域では注目度が高まっている「FactorISM」のことを、そして参加企業の想いや技術を、京都の方にも知っていただきたいと思い企画しました。
「FactorISM」として京都初進出のイベントとなりましたが、参加企業の皆さまからは「モノづくりの魅力をより多くの方に知っていただけた」「もっと地域をこえた接点を持ちたい」といったお声をいただくことができ、開催してよかったと感じています。
今後は私たちのネットワークを活かして、創業のご相談をいただいた方、他の地域から八尾へ来られた事業者の方などにもFactorISMへの参画を呼びかけ、新たなムーブメントをつくっていきたいと思います!