3社の想いをつなぐ

京都のご当地商品が誕生!

地域をつなぐマッチングから生まれた京都限定「ハッピーターン」

2025年8月、亀田製菓グループのアジカル株式会社さまより、京都エリア限定の「ハッピーターン宇治抹茶味」が発売されました。監修を務めたのは、「つぶあん入り生八つ橋 おたべ」で知られる株式会社 美十さまです。

抹茶味のお菓子は甘い風味を前面に出したものが多いですが、今回は抹茶本来の香りや渋みを生かした、京都らしい味わいに仕上げられています。

この商品誕生の背景には、当金庫 北野支店のマッチングサポートがありました。

「京都のご当地商品 誕生」の物語はここから

アジカルさまは亀田製菓グループとして全国各地のご当地商品を手掛けてこられましたが、意外にも京都企業とのコラボは今回が初めて。かねてより「京都の企業とご当地商品を作りたい」と思いを抱きつつも、京都市場参入へのハードルが高く踏み出せずにいました。

その胸の内を当金庫の取引先であり、京都を拠点に製菓調味料を取り扱う株式会社ヤマホさまに打ち明けられたアジカルさま。「京信さんなら力になれるのでは」とヤマホさまから当金庫への相談をきっかけに、3社の想いをつなぐマッチングサポートが始まったのです。

北野支店へのご相談

2024年8月、北野支店 お取引先の株式会社ヤマホ 代表取締役社長 堀井さまから当金庫 北野支店にご相談がありました。

これまで支店長の津田は、日頃から営業担当者と意見を交わしながら、ヤマホさまの状況や考えに応じた提案を行ってきました。

堀井さまは、津田とのやり取りを重ねる中で、些細な相談事にも親身に応じる人柄や、提供される精度の高い情報に信頼を寄せるようになり、そうした日々の信頼関係が、今回のご相談へと至りました

京都の地元企業5社をご紹介

相談を受けた津田は、株式会社ヤマホの堀井さま立ち会いのもと、アジカル株式会社 代表取締役の西山さまとお会いし、「京都らしさ」を生かした米菓の発売を目指す想いを伺いました。

津田は堀井さまと相談し、京都の要素を活かしつつ、多くの人の目に留まるインパクトのある商品を生み出せる企業とおつなぎしたいと考えました。アイデアを求めて、多方面に相談する中で、地元企業5社をご紹介。西山さまが滞在できる2日間で日程調整を行い、当金庫とアジカルさま、ヤマホさまの3社で面談に挑みました。

美十さまとのコラボレーション!

各社への訪問の後、検討を重ねられた結果、アジカルさまは十条支店 お取引先の株式会社 美十さまとコラボすることに!

あんこや生八つ橋、抹茶を使った甘いお菓子を製造する美十さまは、自社では製造工程上、商品化が難しい米菓商品を手掛けることに魅力を感じ、一方のアジカルさまは、京都土産を代表し、さらに京都の土産市場で盤石の販路を持つ美十さまに魅力を感じられ、両者のマッチングにつながりました。

抹茶のハッピーターン開発

美十さまの「ベースはハッピーターン本来の味を残したまま抹茶の風味が広がる味が良いのでは」という提案に沿って、アジカルさまとヤマホさまは新商品の開発を開始!

通常のコラボ商品開発にかかる期間より倍以上の製造⇔試食を繰り返し、イメージする味を形にしていきました。そして、相談から約1年後の2025年8月、念願の京都限定コラボ商品「ハッピーターン 宇治抹茶味」の発売が実現しました!

 


 

お客さまの声

亀田製菓株式会社グループ アジカル株式会社
代表取締役社長 西山 徹さま

京都市場は参入障壁が非常に高く、当社だけでは到底実現できないコラボだったと思います。

京信さんのご尽力によりこの難関を突破し、念願のコラボ商品の発売に至りました。京都駅の一番目立つ売場に商品が並んでいるのを見たときは胸が熱くなりました。

株式会社ヤマホ
代表取締役社長 堀井 貴弘さま

京信さんがご提供くださる情報の精度の高さには常々感心しており、安心感もあります。

そのためアジカルさまから相談があった際も、真っ先に頭に浮かびました。京信さんの地域に根差すネットワークと支援があってこそ、このプロジェクトが実現したのだと思います。

株式会社美十 マーケティング部企画課
課長 島本 崇弘さま

これまでも京信さんからは企業同士をつなぐようなご提案をいた
だいており、“架け橋”の印象がありました。

今回のコラボ商品は、弊社だけでは製造できないジャンルのもので、社内でも大変好評です。発売まで進めることができ、とてもありがたく思っています。


職員の声

コミュニティ・バンク京信
津田 郁太

今回、地域の企業さまと大手企業さまのコラボ商品が生まれたことをとても嬉しく思っています。そのきっかけとして当金庫がお客さま同士をお繋するという部分でお役に立てて良かったです。

日ごろから何でも相談できるパートナーとして信頼していただけるようにこれからも頑張っていき、今回のようなプロジェクトを多く生み出していきたいです。

事業への伴走支援 その他の事例 PROJECTO METHOD