ただ『かっこいい』だけで終わらない。あらゆる『Want』の『Key』を生み出す。をコンセプトに、美しい木目のウッドと無機質な素材を掛け合わせたデザインのキャンプギア用品が特徴的なガレージブランドWANT KEY CAMP(ウォンキーキャンプ)。
生産量は小規模ながら、オリジナリティー溢れるキャンプギア用品を展開しており、大量生産にはないこだわり抜いた素材やデザイン性はもちろん、ユーザーにとっての使いやすさも非常に重視している点に「ただ『かっこいい』だけで終わらない」というコンセプトを感じることができます。また、魅力的なプロダクトの数々は、BBQやキャンプといったアウトドアシーンに限らずインテリアとしても愛用されています。
これらの製品を手掛けているのが、株式会社WANT KEY.Lab(ウォンキーラボ)さま。
同社は、代表取締役を務める興梠(こうろき) 翔子さまがご夫婦共通の趣味であるキャンプギア用品の企画から販売までを行う会社として起業され、現在は海外販売に展開するまで成長されたお取引先さまです。
興梠さまは、京都府長岡京市に拠点を置いていることから、長岡京市内にある企業とコラボレーションした製品をつくったり、長岡京市内にある素材で製品をつくりたいという想いを持っていました。
長岡京市内の企業とつながりを持ってほしい
その想いを聞いた当金庫長岡支店の営業担当 阪野は、興梠さまに今後のコラボレーション相手となり得る長岡京市内の企業とのつながりを持って欲しいという思いで、長岡京市商工会が開催する「みんながつながる交流会」に登壇のお願いをしたところ快く引き受けていただきました。
興梠さまに登壇いただいたこのイベントは、長岡京市の中小企業同士、また事業者と市民の方々の交流を目的に開催され、事業者による講演や、事業変革や創業など新しい取組の事例発表、金融機関を交えた交流会などが行われました。
興梠さまは持って行った名刺がすべてなくなるほど、多くの地元企業とつながることができ、交流会は大盛況に終わりました。
しかし、同イベントに参加いただいた興梠さまには一つ残念なことが…。
それは、以前からつながりたいと思っていた高野竹工株式会社さまが参加されていなかったのです。
高野竹工株式会社さまは、竹・木工芸品、華・茶道用品、竹炭、建築用資材の製造卸などを行う企業で、良質な竹の産地として知られる長岡京市で職人がひとつひとつ丁寧にこだわりのある製品を製作されています。
電光石火の連携で、スピードコラボを実現
興梠さまは、日本の伝統技術や工芸の要素をキャンプギア用品に組み込みたいという想いがあり、パートナーとなる企業を地元で探していたところでした。
そのことを知った阪野はすぐに高野竹工株式会社さまに電話を入れると、偶然にも長岡支店長の森が同社を訪問中であり、取締役の西田さまに事情をお伝えすると、両社の引合せの話がすぐにまとまりました。その間約1時間。まさに電光石火の連携でした!初顔合わせで両社は意気投合され、興梠さまの商品開発にご協力いただく運びとなりました。
注目のコラボ商品は即完売のヒット商品に
WANT KEY.Labと高野竹工株式会社によるコラボ商品第一弾は、竹製の箸「GOKUBOSOBASHI」。
職人が手作業で仕上げたこの箸は、先端をわずか1.2mmに削り上げ、川魚のような繊細な骨も一本一本取り除くことができる細身の箸として開発、発売されました。
用意した200膳は予約販売時点で完売するほどの好評っぷりで、注目の新商品となりました。現在両社はコラボ商品第二弾を検討しており、両社の挑戦はまだまだ続いていきます。
▼WANT KEY CAMPのネットショップはこちら
https://wantkey-camp.myshopify.com/
お客さまの声
株式会社WANT KEY.Lab
興梠 泰輔さま(左) 興梠 翔子さま(右)
阪野さんから商工会主催イベントの登壇のお話をいただいた時は、そのようなイベントは初めてだったので空気感も分からず不安でしたが、他の企業さんと交流できる良い機会だと思い、必死で挑みました。地元の多くの企業さんに弊社を知ってもらい、私たちの取組に興味を持ってもらうことができて手ごたえを感じました。
阪野さんに相談したら、ものの1時間で答えが返ってきてどんどん話が進みました。商品化を考えて2ヵ月で販売に漕ぎつけるって中々ないです。高野竹工株式会社様とは今後も長岡京市の素材を使って面白いことが出来そうです。これからもよろしくお願いします。
高野竹工株式会社 さま
株式会社WANT KEY.Labさんは最初、弊社の「酒器」にご興味を持っていただいていました。
お会いしたらとんとん拍子にお箸の製品化が決まりました。
弊社は自社製品の品質に自信を持っています。
事業所がお近くということで実際に商品を見て、触っていただくことでその良さを分かっていただけるというのは大きいですね。
職員の声
コミュニティ・バンク京信
阪野 裕司
今回、地域の企業同士がお互いに納得のいく製品の商品化に携わることができ、事業支援を通じた企業支援に大変やりがいを感じました。
両社ともに日頃から長岡京市のブランド力を高めるために市内から商品を発信したいという強い気持ちが、今回のスピーディな商品化につながりました。
今後も事業の更なる発展に向けて、一番の相談相手として伴走していきます。